保育士 過去問
令和4年(2022年)後期
問62 (社会福祉 問3)

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問題

保育士試験 令和4年(2022年)後期 問62(社会福祉 問3) (訂正依頼・報告はこちら)

次のうち、1950(昭和25)年に発表された「社会保障制度に関する勧告」(通称「50年勧告」)で位置づけられる社会保険、公的(国家)扶助、公衆衛生及び医療、社会福祉と現在の主な制度の組み合わせとして、適切なものを一つ選びなさい。
  • 社会保険 ――― 感染症予防
  • 公的(国家)扶助 ――― 生活保護
  • 公衆衛生及び医療 ――― 医療保険
  • 社会福祉 ――― 予防接種
  • 社会福祉 ――― 介護保険

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この過去問の解説 (3件)

01

1950(昭和25)年に発表された「社会保障制度に関する勧告」において、

社会保障制度は、「社会保険」「公的扶助」「社会福祉」「公衆衛生及び医療」の

4つの柱から構成されていることが分かります。

 

これらの4つの主な制度内容はこちらです。

 

「社会保険」病気・怪我・失業などの生活における万が一のリスクが

起こった時に備えるための公的保険制度です。

 

「公的扶助」生活保護等。生活が困窮している低所得者に対する救済制度です。

 

「社会福祉」社会的弱者(障害者、児童、母子、高齢者等)に対し、安定した

生活が送れるために公的支援を行う制度です。

 

「公衆衛生及び医療」国民が健康に生活できるよう、様々な事項についての

衛生のための制度です。

 

以上の内容を踏まえて考えていきましょう。

選択肢1. 社会保険 ――― 感染症予防

感染症予防は「公衆衛生及び医療」の制度です。

よってこの組み合わせは×であると言えます。

選択肢2. 公的(国家)扶助 ――― 生活保護

生活保護は「公的扶助」の制度です。

よってこの組み合わせは〇です。

選択肢3. 公衆衛生及び医療 ――― 医療保険

医療保険は、「社会保険」の制度です。

よってこの組み合わせは×です。

選択肢4. 社会福祉 ――― 予防接種

予防接種は「公衆衛生及び医療」の制度です。

よってこの組み合わせは×です。

選択肢5. 社会福祉 ――― 介護保険

介護保険は「社会保険」の制度です。

よってこの組み合わせは×です。

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02

1950(昭和25)年に発表された「社会保障制度に関する勧告」では、

社会保険、公的(国家)扶助、公衆衛生及び医療、社会福祉の

4つが位置付けられています。

それぞれの組み合わせとして正しいものを考えてみましょう。

選択肢1. 社会保険 ――― 感染症予防

不適切です。

「感染症予防」は、「公衆衛生及び医療」です。

選択肢2. 公的(国家)扶助 ――― 生活保護

適切です。

公的扶助は生活保護法に基づき、

生活困窮者に対して必要最低限の費用を支給する制度です。

扶助の種類は下記のとおりです。

生活を営む上で生じる費用扶助の種類支給内容
日常生活に必要な費用
(食費・被服費・光熱費等)
生活扶助

基準額は、

(1)食費等の個人的費用

(2)光熱水費等の世帯共通費用を合算して算出。

特定の世帯には加算があります。(母子加算等)

アパート等の家賃住宅扶助定められた範囲内で実費を支給
義務教育を受けるために必要な学用品費教育扶助定められた基準額を支給
医療サービスの費用医療扶助費用は直接医療機関へ支払
(本人負担なし)
介護サービスの費用介護扶助費用は直接介護事業者へ支払
(本人負担なし)
出産費用出産扶助定められた範囲内で実費を支給
就労に必要な技能の修得等にかかる費用生業扶助定められた範囲内で実費を支給
葬祭費用葬祭扶助定められた範囲内で実費を支給

厚生労働省のHPより引用「https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/seikatuhogo/index.html」 

選択肢3. 公衆衛生及び医療 ――― 医療保険

不適切です。

「医療保険」は「社会保険」の制度です。

 

社会保険とは、健康保険、厚生年金保険、介護保険、雇用保険、労災保険の

ことです。

選択肢4. 社会福祉 ――― 予防接種

不適切です。

「予防接種」は、「公衆衛生及び医療」です。

選択肢5. 社会福祉 ――― 介護保険

不適切です。

「介護保険」は「社会保険」の制度です。

 

社会保険とは、健康保険、厚生年金保険、介護保険、雇用保険、労災保険の

ことです。

まとめ

厚生労働省のHPに詳しく書かれていますので、

ご参考いただければわかりやすいと思います。

https://www.mhlw.go.jp/seisaku/dl/21a.pdf

 

参考になった数54

03

日本の社会保障制度の歴史において、1950(昭和25)年の「社会保障制度に関する勧告」(いわゆる50年勧告)は、現代の社会保障の体系を形作った非常に重要なものです。

この勧告では、社会保障を「社会保険」「公的扶助(国家扶助)」「公衆衛生及び医療」「社会福祉」の4つの柱として定義しました。

選択肢1. 社会保険 ――― 感染症予防

不適切です。

 

社会保険は、あらかじめ拠出した保険料を財源に、事故の際に給付を行う仕組みです。

「感染症予防」は行政が行う公衆衛生の分野であり、誤りです。

選択肢2. 公的(国家)扶助 ――― 生活保護

適切です。

 

公的(国家)扶助は、困窮している人に対し、国が最低限度の生活を保障し、自立を助ける仕組みです。全額公費(税金)で賄われます。生活保護がその代表です。

 

よって、これが正答です。

選択肢3. 公衆衛生及び医療 ――― 医療保険

不適切です。

 

公衆衛生及び医療は、感染症の予防、母子保健、環境衛生、医療体制の整備など、国民の健康を増進・保護する活動です。

「医療保険」は「社会保険」に分類されるため、この組み合わせは誤りです。

選択肢4. 社会福祉 ――― 予防接種

不適切です。

 

社会福祉は、児童、高齢者、障害者など、社会的支援を必要とする人々に対し、生活の質を向上させるためのサービスを提供します。

「予防接種」は公衆衛生に分類されるため、これらは誤りです。

選択肢5. 社会福祉 ――― 介護保険

不適切です。

 

「介護保険」は社会保険に分類されるため、これらは誤りです。

参考になった数4