保育士 過去問
令和7年(2025年)前期
問40 (社会的養護 問10)
問題文
【事例】
児童養護施設に勤める新任のY保育士は、Z君(6歳、男児)を担当している。他の子ども達が積み木で遊んでいると、Z君は積み木を崩したり邪魔をしたりする。こういった場面が最近頻繁にみられるので、Y保育士は、Z君を注意することが多くなっている。そこでY保育士は、Z君への関わり方や注意の仕方について、主任保育士に相談をした。すると、主任保育士からは、「Z君の得意なことを活かした支援をするように」と指導を受けた。
【設問】
次のうち、主任保育士からの指導の内容を表す専門用語として、最も適切なものを1つ選びなさい。
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問題
保育士試験 令和7年(2025年)前期 問40(社会的養護 問10) (訂正依頼・報告はこちら)
【事例】
児童養護施設に勤める新任のY保育士は、Z君(6歳、男児)を担当している。他の子ども達が積み木で遊んでいると、Z君は積み木を崩したり邪魔をしたりする。こういった場面が最近頻繁にみられるので、Y保育士は、Z君を注意することが多くなっている。そこでY保育士は、Z君への関わり方や注意の仕方について、主任保育士に相談をした。すると、主任保育士からは、「Z君の得意なことを活かした支援をするように」と指導を受けた。
【設問】
次のうち、主任保育士からの指導の内容を表す専門用語として、最も適切なものを1つ選びなさい。
- スティグマ
- ソーシャルアクション
- ストレングス
- パーマネンシー
- ソーシャル・インクルージョン
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この過去問の解説 (3件)
01
正解の単語は「ストレングス」です。
ストレングス(Strengthe)とは「強み」という意味の英単語で、
その子の長所や独自の能力に焦点を当てた支援を行うことで
自己肯定感を高め、生きる力を伸ばしていくことを意味します。
誤りです。
スティグマとは「差別、偏見」といった意味の言葉です。
保育現場においては、特徴的な子どもの行動を問題行動と決めつけ、
適切な支援をせずに他の子どもから隔離したり、
ふれあいを避けるような態度を取ったりすることを意味します。
本問ではそのような対応を行っていないので、誤答となります。
誤りです。
ソーシャルアクションとは、直訳すると「社会的行動」を意味します。
ある福祉上の課題に対して、個別の対応や組織としての対応にとどまらず、
社会制度の変革を促していくよう積極的に働きかける取り組みのことを指します。
今回のケースには当てはまりません。
正解です。
ストレングス(Strengthe)とは「強み」という意味の英単語です。
保育においては、その子の長所や秀でた能力に焦点を当てることで
子どもの自己肯定感を高め、生きる力を伸ばしていくような支援のことを意味します。
Z君の行動に表面的な対応を行うのではなく、
Z君自身の成長に着目し、強みを伸ばす支援をすすめる本問の指導内容は
「ストレングス」に当たります。
誤りです。
パーマネンシーとは、「永続的なもの」という意味の英単語です。
保育の分野では、主に代替養育環境下にある子どもに対して、
途切れることのない安定した養育環境の維持を行うことを指します。
今回のケースには当てはまりません。
誤りです。
ソーシャル・インクルージョンとは、
子どもの国籍や年齢、特性や課題の有無、家庭環境などにかかわらず、
全ての子どもの保育を同じ空間で行うような取り組みを指します。
「誰ひとり取り残さない共生社会」
「多様性を受け入れる社会」
を実現する新しい保育の在り方として注目されています。
本問の主任保育士は、Z君の発達課題や特性に着目するのではなく、
まずはZ君の主体的な成長を促すような支援を提案していますので、
この解答はそぐわないということになります。
いずれの単語も頻出ですので、細かな違いや使われる場面なども併せて復習しておきましょう。
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02
専門用語の知識を問われる問題です。
誤りです。
スティグマとは、社会的な「偏見」のことを指します。
ある特定の特性(障害、貧困、家庭環境、出自など)が理由で、社会から「劣っている」「恥ずかしい」といった否定的な見方をされてしまう状態のこと、いわゆる「レッテルを貼られる」ことです。
誤りです。
ソーシャルアクションとは、社会的な問題を変えるために行動することを指します。
個人や団体が不平等や差別、制度上の不備をなくすために社会へ働きかける活動のことです。
正答です。
ストレングスとは、「強み」「持っている力」を指します。
子どもが「できること」「得意なこと」などのいわゆる長所に目を向ける考え方です。
この事例では、「Z君の得意なことを活かした支援をするように」と指導されていることから、ストレングスが正答となります。
誤りです。
パーマネンシーとは、安定した家庭的な養育環境が続くことを指します。
安心して長く暮らせる家庭を保障することで、里親や特別養子縁組などがこれにあたります。
誤りです。
ソーシャル・インクルージョンとは、状況や環境によって社会から排除されることなく、全ての人が社会の一員として尊重されること、また参加できる社会をつくるという考え方です。
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03
社会的養護では、よく出てくる専門用語です。それぞれの意味を理解しておきましょう。
不適切です。
*偏見や差別のことです。例えば病気や精神疾患のある人に「あの人は悪い人だ」「自分勝手で怖い人だ」などと根拠のないレッテルを貼ることです。
不適切です。
*社会的、集団的行動の意味で、社会の制度などに働きかける活動です。
適切です。
*強み、得意なことを活かす考え方です。
Z君の得意なことを見つけて援助することで、Z君の安定した生活につなげていけます。
不適切です。
*継続的・永続的を意味し、家庭的な安心できる養育環境を継続することです。
不適切です。
*年齢・国籍・障害の有無に関係なく、すべての人が社会に受け入れられ生きていくことです。
専門用語の意味を問う問題は多く見られます。基本的な用語には目を通しておきましょう。
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