保育士 過去問
令和7年(2025年)前期
問44 (子ども家庭福祉 問4)

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問題

保育士試験 令和7年(2025年)前期 問44(子ども家庭福祉 問4) (訂正依頼・報告はこちら)

次のうち、「こども大綱」(令和5年12月こども家庭庁)に関する記述として、適切なものを2つ選びなさい。
  • 「児童福祉法」により、政府は「こども大綱」の策定が義務付けられている。
  • 「こども大綱」は、「少子化社会対策大綱」、「子ども・若者育成支援推進大綱」、「子どもの貧困対策に関する大綱」を一つに束ね、基本的な方針や重要事項等を一元的に定めたものである。
  • 「こども大綱」は、こども施策に関する基本的な方針を定めているが、取り組む施策の数値目標・指標は定めていない。
  • 「こども大綱」は、おおむね5年後を目途に見直される。
  • 都道府県は、「こども大綱」を勘案して、「都道府県こども計画」を定めなければならない。

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この過去問の解説 (1件)

01

「こども大綱」には、以下のような特徴があります。

 

 ・閣議決定で定められた、国の基本方針である

 

 ・こども基本法(令和5年施行)を策定根拠としている

 

 ・従来の複数のこども施策に関する基本的な方針や重要事項を

 一つにまとめている

 

 ・おおむね5年おきに見直されることとされている

 

 ・都道府県には、「こども大綱」を勘案して「都道府県こども計画」を定める

 努力義務がある。

 

 ・市町村には「都道府県こども計画」を勘案して「市町村こども計画」を定める

 努力義務がある。

選択肢1. 「児童福祉法」により、政府は「こども大綱」の策定が義務付けられている。

誤りです。

 

こども大綱の根拠となる法律は、児童福祉法ではなく、

「こども基本法」です。

選択肢2. 「こども大綱」は、「少子化社会対策大綱」、「子ども・若者育成支援推進大綱」、「子どもの貧困対策に関する大綱」を一つに束ね、基本的な方針や重要事項等を一元的に定めたものである。

正しい記述です。

 

列挙されている各大綱を一つにまとめ、整理したものが

「こども大綱」であるとされています。

選択肢3. 「こども大綱」は、こども施策に関する基本的な方針を定めているが、取り組む施策の数値目標・指標は定めていない。

誤りです。

 

こども大綱においては、5年以内に目指すべき

具体的な数値や指数目標が定められています。

選択肢4. 「こども大綱」は、おおむね5年後を目途に見直される。

正しい記述です。

 

今後5年程度を見据えた中長期的な大綱であることが明記されています。

選択肢5. 都道府県は、「こども大綱」を勘案して、「都道府県こども計画」を定めなければならない。

誤りです。

 

「都道府県こども計画」の策定は、あくまでも努力義務とされています。

まとめ

令和5年の「こども基本法」、そこから策定された「こども大綱」は、

最新の法律なので過去問や資料は少ないですが、

今後は保育士試験の定番問題になっていくと考えられます。

 

子ども家庭庁のホームページなどをチェックしておきましょう。

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