保育士 過去問
令和7年(2025年)前期
問91 (保育の心理学 問11)
問題文
次の文は、青年期の対人関係に関する記述である。( A )~( D )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを1つ選びなさい。
青年期は、子どもから大人への重要な移行の時期である。青年が親から心理的に離れて自立していくプロセスを、ブロス(Blos, P.)は第二の分離個体化と呼び、ホリングワース(Hollingworth, L.S.)は( A )と呼んだ。親からの自立に伴う精神的な不安定さを抱えた青年は、親とは違う自分の考えに共感してくれ、悩みや考えを共に語り合える友人を求めるようになる。
青年期の初め頃に見られる( B )では、メンバーは行動だけではなく、好きな物事が同じであるといった内面的に似ていることで一体感を得る。青年期の半ば頃から見られる( C )は、( D )を特徴とし、男女混合であったり異年齢であったりすることもある。
【語群】
ア 第二の離乳 イ 心理的離乳 ウ ケアグループ
エ チャムグループ オ ギャンググループ カ ピアグループ
キ 排他性 ク 異質性
青年期は、子どもから大人への重要な移行の時期である。青年が親から心理的に離れて自立していくプロセスを、ブロス(Blos, P.)は第二の分離個体化と呼び、ホリングワース(Hollingworth, L.S.)は( A )と呼んだ。親からの自立に伴う精神的な不安定さを抱えた青年は、親とは違う自分の考えに共感してくれ、悩みや考えを共に語り合える友人を求めるようになる。
青年期の初め頃に見られる( B )では、メンバーは行動だけではなく、好きな物事が同じであるといった内面的に似ていることで一体感を得る。青年期の半ば頃から見られる( C )は、( D )を特徴とし、男女混合であったり異年齢であったりすることもある。
【語群】
ア 第二の離乳 イ 心理的離乳 ウ ケアグループ
エ チャムグループ オ ギャンググループ カ ピアグループ
キ 排他性 ク 異質性
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問題
保育士試験 令和7年(2025年)前期 問91(保育の心理学 問11) (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、青年期の対人関係に関する記述である。( A )~( D )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを1つ選びなさい。
青年期は、子どもから大人への重要な移行の時期である。青年が親から心理的に離れて自立していくプロセスを、ブロス(Blos, P.)は第二の分離個体化と呼び、ホリングワース(Hollingworth, L.S.)は( A )と呼んだ。親からの自立に伴う精神的な不安定さを抱えた青年は、親とは違う自分の考えに共感してくれ、悩みや考えを共に語り合える友人を求めるようになる。
青年期の初め頃に見られる( B )では、メンバーは行動だけではなく、好きな物事が同じであるといった内面的に似ていることで一体感を得る。青年期の半ば頃から見られる( C )は、( D )を特徴とし、男女混合であったり異年齢であったりすることもある。
【語群】
ア 第二の離乳 イ 心理的離乳 ウ ケアグループ
エ チャムグループ オ ギャンググループ カ ピアグループ
キ 排他性 ク 異質性
青年期は、子どもから大人への重要な移行の時期である。青年が親から心理的に離れて自立していくプロセスを、ブロス(Blos, P.)は第二の分離個体化と呼び、ホリングワース(Hollingworth, L.S.)は( A )と呼んだ。親からの自立に伴う精神的な不安定さを抱えた青年は、親とは違う自分の考えに共感してくれ、悩みや考えを共に語り合える友人を求めるようになる。
青年期の初め頃に見られる( B )では、メンバーは行動だけではなく、好きな物事が同じであるといった内面的に似ていることで一体感を得る。青年期の半ば頃から見られる( C )は、( D )を特徴とし、男女混合であったり異年齢であったりすることもある。
【語群】
ア 第二の離乳 イ 心理的離乳 ウ ケアグループ
エ チャムグループ オ ギャンググループ カ ピアグループ
キ 排他性 ク 異質性
- A:ア B:ウ C:オ D:キ
- A:ア B:エ C:カ D:ク
- A:イ B:ウ C:オ D:ク
- A:イ B:エ C:オ D:キ
- A:イ B:エ C:カ D:ク
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この過去問の解説 (2件)
01
青年期の対人関係に関する問題です。
正解です。
青年期は、子どもから大人への重要な移行の時期である。青年が親から心理的に離れて自立していくプロセスを、ブロス(Blos, P.)は第二の分離個体化と呼び、ホリングワース(Hollingworth, L.S.)は( A:イ 心理的離乳 )と呼んだ。親からの自立に伴う精神的な不安定さを抱えた青年は、親とは違う自分の考えに共感してくれ、悩みや考えを共に語り合える友人を求めるようになる。
青年期の初め頃に見られる( B:エ チャムグループ )では、メンバーは行動だけではなく、好きな物事が同じであるといった内面的に似ていることで一体感を得る。青年期の半ば頃から見られる( カ:ピアグループ )は、( D:ク 異質性 )を特徴とし、男女混合であったり異年齢であったりすることもある。
イ 心理的離乳
「離乳」は、親が与えてくれていた乳から離れ、自分で食べ物を摂取するようになる過程です。
これになぞらえて、精神的・心理的に親から離れ、自立しようとする試みを心理的離乳といいます。
エ チャムグループ
親友・仲良しという意味の「チャム」です。
11-14歳ごろに見られる特徴的な仲間関係です。
外見・中身・行動の真似をしあったり、「私たちだけの秘密」を共有していたり、親より友達を優先させたりすることがあります。
カ ピアグループ
互いを尊重できる関係です。お互いの趣味や関心の違いを認め合うことができます。
現場では、きょうだいの悩みを聞くこともあります。
子どもが家庭でどのように過ごしているか、保護者がどのような環境で育ったのかといった、家庭支援にもつながります。
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02
発達の段階を理解しておきましょう。
青年期は、子どもから大人への重要な移行の時期である。青年が親から心理的に離れて自立していくプロセスを、ブロス(Blos, P.)は第二の分離個体化と呼び、ホリングワース(Hollingworth, L.S.)は( 心理的離乳 )と呼んだ。親からの自立に伴う精神的な不安定さを抱えた青年は、親とは違う自分の考えに共感してくれ、悩みや考えを共に語り合える友人を求めるようになる。
青年期の初め頃に見られる( チャムグループ )では、メンバーは行動だけではなく、好きな物事が同じであるといった内面的に似ていることで一体感を得る。青年期の半ば頃から見られる( ピアグループ )は、( 異質性 )を特徴とし、男女混合であったり異年齢であったりすることもある。
ア:第二の離乳 親への精神的な依存から自立しようとする心理的離乳の過程の中で、青年期後半から成人頃にみられる、親から社会的に自立しようとする過程のことになります。
ウ:ケアグループ 小学生前後に見られる初めての人間関係の集団です。
オ:ギャンググループ 小学生低学年に見られる、好きなあそびが同じなどの集団です。
キ:排他性 仲間だけで結束し、他の人は仲間に入れないなどと排除することです。
以上のことからこの選択肢は正答です。
青年期の発達を理解しておくと、現場での子どもの姿から、子どもや保護者理解など、子育て支援に関わることができます。
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