保育士 過去問
令和7年(2025年)前期
問102 (子どもの保健 問2)

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問題

保育士試験 令和7年(2025年)前期 問102(子どもの保健 問2) (訂正依頼・報告はこちら)

次のうち、乳幼児の発達に関する記述として、適切なものを1つ選びなさい。
  • 非対称性緊張性頸反射は出生直後から認められる原始反射であり、消失しないことが多い。
  • 乳幼児の運動機能の発達は、身体下部から頭部へと進行する。
  • 細かい手先の運動機能の発達をみるために鉛筆で円を描かせてみると、1歳半頃には見本をまねて見本通りにきれいに円を描ける。
  • 2歳頃になると、自立心の発達により様々なことを拒否することが多い。
  • 2歳半頃になると、ほぼすべての子どもが片足でぴょんぴょん跳ぶことができるようになる。

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この過去問の解説 (3件)

01

子どもの発達の基本をしっかりと理解しておきましょう。

選択肢1. 非対称性緊張性頸反射は出生直後から認められる原始反射であり、消失しないことが多い。

不適切です。

*生後4~5ヶ月頃には消失してきます。

選択肢2. 乳幼児の運動機能の発達は、身体下部から頭部へと進行する。

不適切です。

*発達は頭部が安定し、徐々に末端に発達していきます。

選択肢3. 細かい手先の運動機能の発達をみるために鉛筆で円を描かせてみると、1歳半頃には見本をまねて見本通りにきれいに円を描ける。

不適切です。

*2歳頃、なぐり描きの状態から、円が描けるようになります。

選択肢4. 2歳頃になると、自立心の発達により様々なことを拒否することが多い。

適切です。

*2歳頃になると、イヤイヤ期から"自分でやりたい"気持ちが芽生えてきます。

選択肢5. 2歳半頃になると、ほぼすべての子どもが片足でぴょんぴょん跳ぶことができるようになる。

不適切です。

*片足(ケンケン)ができるようになるのは、4歳頃になります。

まとめ

発達を理解しておくことで、目の前の子どもに寄り添った関わりができます。

参考になった数69

02

乳幼児の発達に関する問題です。

選択肢1. 非対称性緊張性頸反射は出生直後から認められる原始反射であり、消失しないことが多い。

不適切です。

非対称性緊張性頸反射は出生直後から認められる原始反射ですが、生後4~6ヶ月頃には消失します。

選択肢2. 乳幼児の運動機能の発達は、身体下部から頭部へと進行する。

不適切です。

乳幼児の運動発達は、頭部から身体下部へ、中心から抹消へと進んでいきます。

選択肢3. 細かい手先の運動機能の発達をみるために鉛筆で円を描かせてみると、1歳半頃には見本をまねて見本通りにきれいに円を描ける。

不適切です。

1歳半頃は線や殴り書きが中心です。見本を見たとしてもきれいに円を描くことは困難です。

選択肢4. 2歳頃になると、自立心の発達により様々なことを拒否することが多い。

適切です。

2歳頃は自我が芽生え拒否が増える、いわゆる「イヤイヤ期(第一次反抗期)」が見られます。

選択肢5. 2歳半頃になると、ほぼすべての子どもが片足でぴょんぴょん跳ぶことができるようになる。

不適切です。

片足で連続跳びができるのは、一般的に4~5歳頃です。2歳半では困難です。

参考になった数12

03

乳幼児の発達には、運動・認知・言語・社会性などさまざまな側面があります。保育士は、年齢ごとの発達の特徴を理解して観察することで、子ども一人ひとりに合った援助や環境設定ができます。ここでは、乳幼児の発達に関する記述の正誤を確認していきましょう。

選択肢1. 非対称性緊張性頸反射は出生直後から認められる原始反射であり、消失しないことが多い。

×
非対称性緊張性頸反射(ATNR)は、出生直後から現れる原始反射ですが、生後4〜6か月頃には自然に消失します。消失せずに残る場合は、発達の遅れや神経系の異常の可能性があるため、この記述は誤りです。

選択肢2. 乳幼児の運動機能の発達は、身体下部から頭部へと進行する。

×
乳幼児の運動発達は頭部から身体下部へ向かう頭尾方向(頸尾方向)の発達が基本です。首がすわってから腰、脚、手足の順に発達します。したがって、下部から頭部へ進むというのは間違いです。

選択肢3. 細かい手先の運動機能の発達をみるために鉛筆で円を描かせてみると、1歳半頃には見本をまねて見本通りにきれいに円を描ける。

×
1歳半頃の子どもは、まだ手指の巧緻性(こまかい操作能力)が未熟で、見本の円を正確に描くことはできません。円のまねをするのは3歳前後からで、1歳半では線やぐるぐるした形が中心です。

 

選択肢4. 2歳頃になると、自立心の発達により様々なことを拒否することが多い。


2歳前後は「イヤイヤ期」と呼ばれ、自分の意志を示す自立心が発達する時期です。食事や着替えなど、日常生活で自分でやりたい気持ちが強くなり、拒否や反抗が見られるのは正常な発達段階です。

選択肢5. 2歳半頃になると、ほぼすべての子どもが片足でぴょんぴょん跳ぶことができるようになる。

×
片足でぴょんぴょん跳ぶ能力は、運動発達がかなり進んだ3歳前後から身につくことが多いです。2歳半ではまだ安定してできない子どもも多く、この記述は不正確です。

まとめ

乳幼児の発達は、頭から体の下へ順番に進み、原始反射は生後数か月で消失します。手先の巧緻性や運動能力も年齢に応じて段階的に発達し、1歳半で円をきれいに描くことはできません。2歳前後は自立心が芽生え、イヤイヤ期と呼ばれる拒否行動が増えるのは正常な成長の一部です。運動や手先の能力は個人差も大きいため、成長の目安として観察することが大切です。

参考になった数6