保育士 過去問
令和7年(2025年)前期
問112 (子どもの保健 問12)

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問題

保育士試験 令和7年(2025年)前期 問112(子どもの保健 問12) (訂正依頼・報告はこちら)

次のうち、乳幼児の心肺蘇生に関する記述として、適切なものを3つ選びなさい。
  • 心肺蘇生は、誰も呼ばずに単独で行う。
  • 乳児の人工呼吸では、口と鼻を同時に自分の口で覆い、息を吹き込む。
  • 胸骨圧迫の1分あたりの回数は、大人と同じである。
  • 胸骨圧迫の深さの目安は、胸の厚みの1/3程度である。
  • 乳幼児の場合は、AEDを使用しない。

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この過去問の解説 (3件)

01

乳幼児の心肺蘇生に関する問題です。

選択肢1. 心肺蘇生は、誰も呼ばずに単独で行う。

不適切です。

心肺蘇生法は、ひとりで行わず、救助要請・119番通報・AEDの確保などを手分けして行い、可能な限り複数人で協力して行う必要があります。

選択肢2. 乳児の人工呼吸では、口と鼻を同時に自分の口で覆い、息を吹き込む。

適切です。

乳児は顔が小さいため、口だけを覆ってしまうと隙間ができて空気が漏れやすくなります。口と鼻を一緒に覆うことで、効率よく肺へ空気を送ることができます。

選択肢3. 胸骨圧迫の1分あたりの回数は、大人と同じである。

適切です。

胸骨圧迫はできるだけ継続して行い、血流を維持することが目的です。絶え間ない圧迫を重視することで生存率をあげます。

選択肢4. 胸骨圧迫の深さの目安は、胸の厚みの1/3程度である。

適切です。

胸の厚み1/3程度の圧迫が、血流を作る効果を得つつ、肋骨や胸骨の損傷リスクを少なくすることができるちょうどいい深さとされています。

選択肢5. 乳幼児の場合は、AEDを使用しない。

不適切です。

AEDの中には子どもに使用する「小児用パッド」が含まれているものがあります。ない場合は成人用パッドをそのまま使用可能です。心停止から救命するためにAEDの使用は非常に重要です。

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02

命を救うための最も重要な応急処置に関する問題です。

選択肢1. 心肺蘇生は、誰も呼ばずに単独で行う。

不正解です。

119番を呼ぶ、AEDを取ってくる、周囲の安全を確保する、記録をする等があります。

1人で行うことは困難です。

選択肢2. 乳児の人工呼吸では、口と鼻を同時に自分の口で覆い、息を吹き込む。

正解です。

ただし人工呼吸に抵抗があれば、専用のマスクを用いるか、AEDと胸骨圧迫だけでもかまわないとされています(大人への人工呼吸も同様です)。

選択肢3. 胸骨圧迫の1分あたりの回数は、大人と同じである。

正解です。1分間に100-120回です。

保育士は現場でマーチ曲をよく使いますが、一般的なマーチの速さが120です。

 

119に連絡をすると、胸骨圧迫やAEDの方法を教えてくれます。電話をスピーカー(ハンズフリー)モードにしておくと、指示を聞きながら心肺蘇生を行えます。

選択肢4. 胸骨圧迫の深さの目安は、胸の厚みの1/3程度である。

正解です。

浅すぎると十分に圧迫されません。深すぎると骨折のリスクはありますが、命を救うことが重要です。

選択肢5. 乳幼児の場合は、AEDを使用しない。

不正解です。

もしAEDを装着したあと電気ショックが不要であれば、機械が判断し教えてくれます。

また心電図を記録してくれるAEDもあり、その後の診察に用いることもあります。

まとめ

心肺蘇生法は、命を預かる仕事として、現場の職員ならだれでもできるのが理想です。

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03

乳幼児の心肺蘇生(CPR)は、大人とは異なる点が多く、年齢や体格に応じた適切な手順が求められます。突然の心停止や呼吸停止に迅速に対応することで、乳幼児の命を救う可能性が高まります。ここでは、乳幼児に対する心肺蘇生の基本ポイントを整理します。

選択肢1. 心肺蘇生は、誰も呼ばずに単独で行う。

×
心肺蘇生を開始する前に、周囲に助けを呼び、可能であれば119番通報やAEDを持ってきてもらうことが基本です。単独で行うと救助が遅れ、蘇生成功率が下がります。

選択肢2. 乳児の人工呼吸では、口と鼻を同時に自分の口で覆い、息を吹き込む。


乳児(生後1歳未満)は口と鼻が小さく、同時に息を吹き込むことで肺に効率よく空気を送ることができます。息は軽く1秒ほどかけて吹き込みます。

選択肢3. 胸骨圧迫の1分あたりの回数は、大人と同じである。


乳幼児の胸骨圧迫は、1分あたり100~120回と、大人と同じ回数で行います。スピードは一定を保ち、急ぎすぎず遅すぎず圧迫します。

選択肢4. 胸骨圧迫の深さの目安は、胸の厚みの1/3程度である。


乳幼児の場合、胸の厚みの約1/3を目安に圧迫します。深すぎると胸骨や内臓を損傷する危険がありますが、浅すぎると効果が不十分になります。

選択肢5. 乳幼児の場合は、AEDを使用しない。

×
乳幼児でもAEDは使用可能です。パッドや設定を年齢・体重に合わせて使うことで、心停止時の救命率を高めることができます。

まとめ

乳幼児の心肺蘇生では、まず周囲に助けを呼ぶことが重要です。人工呼吸は口と鼻を同時に覆って行い、胸骨圧迫は1分あたり100~120回、胸の厚みの1/3程度の深さで行います。また、乳幼児でもAEDは使用可能であり、年齢に応じた方法で活用することが推奨されます。これらのポイントを理解しておくことで、緊急時に迅速かつ安全な対応が可能となります。

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