保育士 過去問
令和7年(2025年)後期
問1 (保育原理 問1)
問題文
次のうち、子どもの最善の利益にもとづく保育として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを1つ選びなさい。
A 0歳児クラスにおいて、できるだけ早い時期にクラス全員の食事時間を合わせられるように、家庭で離乳を早く進めるように保護者に促す。
B 0歳児クラスでは、食事時間に立ち歩かないようチェアベルトを着用しているが、食べ終わった子どもも、全員が食べ終わるまでベルトを外さない。
C 1歳児クラスにおいて、白飯を全く食べようとしない子どもに一口だけ食べてもらうために口を開けた瞬間にスプーンで白飯を入れ込む。
D 2歳児クラスにおいて、苦手なおかずを残してそれ以上食べようとしない子どもに、「あと一口食べるまで席を立てないよ」と言う。
E 2歳児クラスにおいて、尿意の有無にかかわらず子どもが排尿するまで便器に座らせる。
A 0歳児クラスにおいて、できるだけ早い時期にクラス全員の食事時間を合わせられるように、家庭で離乳を早く進めるように保護者に促す。
B 0歳児クラスでは、食事時間に立ち歩かないようチェアベルトを着用しているが、食べ終わった子どもも、全員が食べ終わるまでベルトを外さない。
C 1歳児クラスにおいて、白飯を全く食べようとしない子どもに一口だけ食べてもらうために口を開けた瞬間にスプーンで白飯を入れ込む。
D 2歳児クラスにおいて、苦手なおかずを残してそれ以上食べようとしない子どもに、「あと一口食べるまで席を立てないよ」と言う。
E 2歳児クラスにおいて、尿意の有無にかかわらず子どもが排尿するまで便器に座らせる。
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問題
保育士試験 令和7年(2025年)後期 問1(保育原理 問1) (訂正依頼・報告はこちら)
次のうち、子どもの最善の利益にもとづく保育として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを1つ選びなさい。
A 0歳児クラスにおいて、できるだけ早い時期にクラス全員の食事時間を合わせられるように、家庭で離乳を早く進めるように保護者に促す。
B 0歳児クラスでは、食事時間に立ち歩かないようチェアベルトを着用しているが、食べ終わった子どもも、全員が食べ終わるまでベルトを外さない。
C 1歳児クラスにおいて、白飯を全く食べようとしない子どもに一口だけ食べてもらうために口を開けた瞬間にスプーンで白飯を入れ込む。
D 2歳児クラスにおいて、苦手なおかずを残してそれ以上食べようとしない子どもに、「あと一口食べるまで席を立てないよ」と言う。
E 2歳児クラスにおいて、尿意の有無にかかわらず子どもが排尿するまで便器に座らせる。
A 0歳児クラスにおいて、できるだけ早い時期にクラス全員の食事時間を合わせられるように、家庭で離乳を早く進めるように保護者に促す。
B 0歳児クラスでは、食事時間に立ち歩かないようチェアベルトを着用しているが、食べ終わった子どもも、全員が食べ終わるまでベルトを外さない。
C 1歳児クラスにおいて、白飯を全く食べようとしない子どもに一口だけ食べてもらうために口を開けた瞬間にスプーンで白飯を入れ込む。
D 2歳児クラスにおいて、苦手なおかずを残してそれ以上食べようとしない子どもに、「あと一口食べるまで席を立てないよ」と言う。
E 2歳児クラスにおいて、尿意の有無にかかわらず子どもが排尿するまで便器に座らせる。
- A:○ B:○ C:○ D:× E:○
- A:○ B:○ C:× D:○ E:○
- A:× B:○ C:○ D:× E:×
- A:× B:× C:○ D:○ E:○
- A:× B:× C:× D:× E:×
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この過去問の解説 (3件)
01
保育における「子どもの最善の利益」とは、大人や集団の都合よりも、子ども一人ひとりの発達や気持ちを大切にする考え方です。特に乳幼児期の食事や排泄は、発達差が大きく、無理に合わせたり強制したりすることは望ましくありません。設問では「効率」「一律」「無理にさせる」といった関わりになっていないかを意識して判断することがポイントです。
A ×
離乳食の進み方は、子ども一人ひとりの発達・体調・家庭の状況に応じて判断されるべきものです。
「クラス全員の食事時間を合わせる」という集団の都合を優先し、家庭に離乳を急がせることは、子どもの最善の利益に反します。
B ×
安全配慮としてのベルト使用自体は必要な場合がありますが、
すでに食べ終わった子どもを一律に拘束し続けるのは、子どもの快・不快,主体性への配慮が不足しています。子どもの状態に応じた柔軟な対応が求められます。
C ×
これは明確に、強制的な食事介助、子どもの意思やペースの無視にあたります。
食事は「食べさせる」ことよりも、食への意欲や安心感を育てることが大切です。
D ×
「あと一口食べるまで席を立てない」という言い方は、心理的圧迫・罰的関わりに近く、子どもの最善の利益に反し、かえって食事への嫌悪感を強める可能性があります。
E ×
排泄の自立は、子どもの生理的感覚、発達のタイミングを尊重することが基本です。
尿意がないのに座らせ続けることは、身体的・心理的負担となり、逆効果です。
この問題は、「大人や集団の都合を優先していないか」、「子どもの気持ち・発達・主体性が尊重されているか」を一つひとつ確認する問題です。
「子どもの最善の利益」に基づく保育では、集団運営のしやすさや大人の都合を優先しないことが重要です。食事や排泄の場面で、無理にさせる・待たせる・一律に扱う対応は不適切と判断します。試験では「強制」「全員同じ」「できるまでさせる」といった表現が出た場合、×の可能性が高いと押さえておくと解きやすくなりますよ。
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02
この問題では「子どもの最善の利益」について正しい認識ができているかを問われています。
国連「子どもの権利条約(日本は1994年に批准)」において、
子どもにも一人の人間としての権利があると定められています。
大人の都合ではなく、その子どものとって最もよいことを第一に考える視点が大切です。
A 不適切です。
0歳児クラスには満1歳未満の子どもが在籍しています。
最も発達が著しい段階の子どもたちで、個人差も大きいです。
家庭での離乳の進み方も様々だと想定できます。
選択肢は園側の都合でしかなく、不適切です。
B 不適切です。
0歳児は食事への興味を示したり、
人と関わりながら食事を楽しむ時期です。
一人で座って食事に集中する子どもばかりではなく、
食事の介助に時間がかかるかもしれません。
しかし、チェアベルトをして行動を制限するのは保育士の都合でしかありません。
C 不適切です。
1歳児は自己主張ができるようになってくる時期です。
ある食べ物を食べたくないと表現している子どもに対し、
無理に食べさせようとすることは、
たとえ1口であっても子どもの立場にたっておらず不適切です。
D 不適切です。
2歳児は自我が芽生え、好き嫌いもはっきりとしてくる時期です。
子どもは自分の苦手なおかずと自分から避け、食べないことを選択しています。
子どもの気持ちは考えずに無理に食べることを進める声かけは不適切です。
E 不適切です。
2歳ごろになると尿意がわかり始めるこどもも増えてきます。
尿意がないかもしれない場面で、子どもの意志を確認せず、
排尿するまで座ることを強要するのは不適切です。
誤りです。
誤りです。
誤りです。
誤りです。
正解です。
選択肢には年齢が記されていますが、子どもの年齢にかかわらず、
どの子どもも大人と同じように権利を持っていることが理解できていれば問ける問題です。
どのようなときも大人の都合ではなく、子どもの立場で考え、
その子どもにとって何が大切なのかを考える視点が求められています。
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03
「子どものため」「保育の効率化のため」という名目で行われがちな行為が、
実は子どもの最善の利益に反する不適切な保育になっていないかを問う問題です。
共通するのは「大人の都合・管理を子どもに押しつけている」という点です。
A 0歳児クラスにおいて、できるだけ早い時期にクラス全員の食事時間を合わせられるように、家庭で離乳を早く進めるように保護者に促す。(×)
離乳の進め方は子どもの発達・体調に合わせて個別に進めるものです。
保育所の都合・クラス管理のために離乳を早めることは、子どもの身体的発達を無視した行為です。
B 0歳児クラスでは、食事時間に立ち歩かないようチェアベルトを着用しているが、食べ終わった子どもも、全員が食べ終わるまでベルトを外さない。(×)
食べ終わった子どもを不必要に拘束し続けることは、子どもの自由・快適さを侵害します。
チェアベルトは安全のために使用するものであり、管理のために使用するものではありません。
C 1歳児クラスにおいて、白飯を全く食べようとしない子どもに一口だけ食べてもらうために口を開けた瞬間にスプーンで白飯を入れ込む。(×)
これは強制的な食事介助であり、子どもの意思を完全に無視した行為です。
誤嚥のリスクもあり、食事への恐怖心・嫌悪感を植え付けることにもなります。
D 2歳児クラスにおいて、苦手なおかずを残してそれ以上食べようとしない子どもに、「あと一口食べるまで席を立てないよ」と言う。(×)
食事を強制・脅しの手段として使うことは不適切です。
食事は楽しい経験であるべきで、強制は食への嫌悪感につながります。
また「席を立てない」という拘束も子どもの権利を侵害します。
E 2歳児クラスにおいて、尿意の有無にかかわらず子どもが排尿するまで便器に座らせる。(×)
尿意がないのに排泄を強制することは、子どもの身体的自律性を侵害します。
トイレトレーニングは子どものペース・意思を尊重して進めるべきものです。
上記の選択肢は、「保育士が悪意を持ってやっている」わけではないかもしれません。
自分が不適切な保育をしているという自覚がないまま、子どもを傷つけてしまうことがあります。
例えば保育者が疲れていて、いつもより大きな声で叱ってしまった……そのような場面を子どもはよく覚えています。
保育者が常に自分の関わりをチェックしながら、「これは誰のための保育か?」を常に問い直す姿勢が大切です。
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