保育士 過去問
令和7年(2025年)前期
問63 (社会福祉 問3)
問題文
次のうち、日本の社会福祉における支援等に関する記述として、適切なものを3つ選びなさい。
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
保育士試験 令和7年(2025年)前期 問63(社会福祉 問3) (訂正依頼・報告はこちら)
次のうち、日本の社会福祉における支援等に関する記述として、適切なものを3つ選びなさい。
- 社会福祉における「アウトリーチ」は、福祉サービスを必要としながら福祉サービスを利用できていない人を発見するために働きかけることを意味する。
- 社会福祉における「社会資源」とは、社会福祉制度あるいは公的な福祉サービスを意味しており、家族による支援などは含まれない。
- 社会福祉における「自立支援」は、高齢者福祉、子ども家庭福祉、障害者福祉など様々な社会福祉の制度で掲げられている。
- 社会福祉における「アドボカシー」とは、利用者自身が本来有している力を取り戻せるような機会をつくり、その力を発揮できるように支援し、環境調整を行うことである。
- 社会福祉における「相談援助」は、福祉サービスを必要とする人と社会資源を結びつける役割を果たすことが一つの目的である。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (2件)
01
社会福祉のキーワードについての問題です。
〇です。
福祉サービスを利用したいと思っていても、なかなか支援にたどり着けない方もいらっしゃいます。
そのような方に働きかけるのがアウトリーチです。
×です。
社会福祉を利用する方をサポートするための、あらゆる支援を指します。家族の支援も含みます。
〇です。
「利用者の現状の能力を大切に尊重しつつ、自立に向けた支援を行う」のが、社会福祉の考え方のひとつです。
×です。
社会福祉では、アドボカシーとは、自分の考えをうまく伝えられない方、あるいは伝える機会をなくしてしまっている方、自分の持つ権利を何らかの理由で行使できない方の代わりに、支援者が代弁して思いを伝えることを指します。
〇です。
利用者のニーズを考え、社会資源につなげていくのは社会福祉の目的のひとつです。
社会福祉を利用される方に適切な援助を行うために、まず用語の理解は大切です。
参考になった数52
この解説の修正を提案する
02
社会福祉における援助や制度を理解しておきましょう。
適切です。
*アウトリーチして支援者のニーズに応える背景には、制度の存在を知らなかったり、手続きすることの困難さなど、支援につながれない人の存在があります。
不適切です。
*社会資源には、介護保険や児童手当などの公的資源、福祉施設などの施設・機関資源、専門職などの人的資源、家族や友人などのインフォーマル支援があります。
適切です。
*自立支援の背景には、本人の意思を大切にしたり、地域で共に生活することや、制度が掲げる理念があります。
不適切です。
*「アドボカシー」は、子どもや高齢者など、自分の意見を伝えることが困難な人に代わって、代弁したり働きかけることです。
適切です。
*ケースワークやケアマネージメントなど、相談援助として、本人と資源をつなぐ役割もあります。
社会福祉の基本理念と、保育者としての専門性には共通する部分があります。
参考になった数15
この解説の修正を提案する
前の問題(問62)へ
令和7年(2025年)前期 問題一覧
次の問題(問64)へ