保育士 過去問
令和7年(2025年)前期
問68 (社会福祉 問8)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

保育士試験 令和7年(2025年)前期 問68(社会福祉 問8) (訂正依頼・報告はこちら)

次のうち、社会福祉の財政に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを1つ選びなさい。

A  第1種社会福祉事業は、法律によって公の責任とされているため、その事業の実施に要する費用の利用者負担はない。
B  社会福祉の財源の一つとして民間財源があり、その代表的なものとして「共同募金」がある。
C  地方公共団体の財政において、社会福祉事業に関する費用は、主に民生費として支出されている。
D  応益負担は、利用者の支払い能力に応じて負担する費用を算定する方法である。
  • A:○  B:○  C:○  D:○
  • A:○  B:○  C:×  D:×
  • A:×  B:○  C:○  D:×
  • A:×  B:×  C:○  D:○
  • A:×  B:×  C:×  D:○

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (2件)

01

社会福祉の財源に関する問題です。

選択肢3. A:×  B:○  C:○  D:×

〇です。

正解はA:×  B:○  C:○  D:×

 

 

A  第1種社会福祉事業は、法律によって公の責任とされているため、その事業の実施に要する費用の利用者負担はない。

第1種社会福祉事業とは、生活保護法の更生施設、児童福祉法の乳児院、老人福祉法の養護老人ホームなどです。利用者の生活に大きく関わります。

公の責任ではありますが、利用者負担がまったくないわけではありません。食費などの負担があります。


B  社会福祉の財源の一つとして民間財源があり、その代表的なものとして「共同募金」がある。

社会福祉には公的財源と民間財源があります。共同募金は112条に定められています。


C  地方公共団体の財政において、社会福祉事業に関する費用は、主に民生費として支出されている。

地方公共団体の予算の科目のひとつに「民生費」があります。これは社会福祉に関する費用の項目です。

国民の生活に関するお金なので民生費なのですね。


D  応益負担は、利用者の支払い能力に応じて負担する費用を算定する方法である。

応益負担は、受けるサービスの内容によって負担するものです。応能負担は、支払い能力に応じて負担するものです。

まとめ

ここの問題で特に間違えやすいのは、応能負担と応益負担の違いです。注意して覚えましょう。

参考になった数59

02

社会福祉事業には、第一種と第二種があります。それぞれの特徴を理解しておきましょう。

選択肢3. A:×  B:○  C:○  D:×

A:× 第一種社会福祉事業は、法律によって公の責任とされてますが、利用者の負担もあります。

 

B:○ 財源には、公的と民間の二種類があります。共同募金には、よく知られている赤い羽根共同募金があります。

 

C:○ 社会福祉事業や、生活保護に関する費用は、「民生費」になります。

 

D:× 利用者の支払い能力に応じて、負担する費用を算定する方法は、「応能負担」になります。

 

以上のことからこの選択肢は正答です。

まとめ

保育士として働く現場は、社会福祉事業になります。まず基礎知識をしっかり学んでおきましょう。

参考になった数8