保育士 過去問
令和7年(2025年)前期
問77 (社会福祉 問17)

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問題

保育士試験 令和7年(2025年)前期 問77(社会福祉 問17) (訂正依頼・報告はこちら)

次のA~Dは、日本の障害者福祉施策についての記述である。これらを年代の古い順に並べた場合の正しい組み合わせを1つ選びなさい。

A  「発達障害者支援法」の制定
B  「障害者基本法」の制定
C  「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律」の制定
D  「身体障害者福祉法」の制定
  • A → B → C → D
  • B → C → D → A
  • C → D → B → A
  • D → B → A → C
  • D → B → C → A

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この過去問の解説 (2件)

01

日本の法律に基づく障害者福祉施策に関する問題です。

選択肢1. A → B → C → D

不正解です。

選択肢2. B → C → D → A

不正解です。

選択肢3. C → D → B → A

不正解です。

選択肢4. D → B → A → C

正解です。

 

D 「身体障害者福祉法」の制定(1950年)→ B「障害者基本法」の制定(1970年)→ A 「発達障害者支援法」の制定(2004年) → C 「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律」の制定(2005年)

 

「身体障害者福祉法」では、身体障害者の自立と、社会経済活動への参加がいわれています。

「障害者基本法」では、身体障害者に加えて、精神・知的障害が加わりました。障害者の権利の保護が加えられています。

「発達障害者支援法」では、発達障害児・者への支援について述べられています。

「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律」は、障害者を総合的に支援する法律です。

選択肢5. D → B → C → A

不正解です。

まとめ

日本では、まず身体障害者についての法律ができ、その後発達障害者もカバーされ、「障害」の枠が広く保護されるようになっていきました。

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02

日本の福祉に対する考え方は、時代と共に変化してきました。それぞれの法律の、時代背景や特徴を学んでおきましょう。

選択肢4. D → B → A → C

A「発達障害者支援法」の制定:2004年
B「障害者基本法」の制定  :1970年
C「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律」の制定:2005年
D「身体障害者福祉法」の制定:1949年

 

D → B → A → C

 

D:福祉三法の一つで、日本国の障害者福祉施策の第一歩となりました。

 

B:最初は、「心身障害者対策基本法」で、身体障害者や知的障害者を対象に制定されましたが、精神障害や発達障害も含まれるようになりました。

 

A:発達障害のある子どもを持つ保護者からの、多くの支援の声によって成立されました。

 

C:地域社会の中で、できる限り自分らしく生活できるように制定され、デイサービスやグループホームなどの支援が行われています。

 

以上のことからこの選択肢は正答です。

まとめ

障害者施策は、ノーマライゼーションの理念に基づいて実行されます。

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