保育士 過去問
令和7年(2025年)前期
問82 (保育の心理学 問2)
問題文
次の説明及び図は、発達と環境についての考え方に関するものである。( ア )~( エ )にあてはまる語句の正しい組み合わせを1つ選びなさい。
説明
( ア )は、心身の諸特質の遺伝的可能性が顕在化するために必要な環境条件の質や量は、特性によってそれぞれ違いがあり、各特性に固有な一定の水準、すなわち( イ )があるという見解を述べている。その見解によると特性Aは( ウ )など、環境が極めて不適でも素質がそのままに顕在化し、遺伝によってほぼ規定される。特性Bは中程度の環境条件が( イ )となるものであり、特性Cは環境条件にほぼ比例して発達の可能性が顕在化するものである。特性Dは( エ )など、極めて好適的な環境条件や特別な教育訓練によって、初めて可能性が顕在化するものである。
説明
( ア )は、心身の諸特質の遺伝的可能性が顕在化するために必要な環境条件の質や量は、特性によってそれぞれ違いがあり、各特性に固有な一定の水準、すなわち( イ )があるという見解を述べている。その見解によると特性Aは( ウ )など、環境が極めて不適でも素質がそのままに顕在化し、遺伝によってほぼ規定される。特性Bは中程度の環境条件が( イ )となるものであり、特性Cは環境条件にほぼ比例して発達の可能性が顕在化するものである。特性Dは( エ )など、極めて好適的な環境条件や特別な教育訓練によって、初めて可能性が顕在化するものである。
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問題
保育士試験 令和7年(2025年)前期 問82(保育の心理学 問2) (訂正依頼・報告はこちら)
次の説明及び図は、発達と環境についての考え方に関するものである。( ア )~( エ )にあてはまる語句の正しい組み合わせを1つ選びなさい。
説明
( ア )は、心身の諸特質の遺伝的可能性が顕在化するために必要な環境条件の質や量は、特性によってそれぞれ違いがあり、各特性に固有な一定の水準、すなわち( イ )があるという見解を述べている。その見解によると特性Aは( ウ )など、環境が極めて不適でも素質がそのままに顕在化し、遺伝によってほぼ規定される。特性Bは中程度の環境条件が( イ )となるものであり、特性Cは環境条件にほぼ比例して発達の可能性が顕在化するものである。特性Dは( エ )など、極めて好適的な環境条件や特別な教育訓練によって、初めて可能性が顕在化するものである。
説明
( ア )は、心身の諸特質の遺伝的可能性が顕在化するために必要な環境条件の質や量は、特性によってそれぞれ違いがあり、各特性に固有な一定の水準、すなわち( イ )があるという見解を述べている。その見解によると特性Aは( ウ )など、環境が極めて不適でも素質がそのままに顕在化し、遺伝によってほぼ規定される。特性Bは中程度の環境条件が( イ )となるものであり、特性Cは環境条件にほぼ比例して発達の可能性が顕在化するものである。特性Dは( エ )など、極めて好適的な環境条件や特別な教育訓練によって、初めて可能性が顕在化するものである。
- ア:ゲゼル(Gesell, A.L.) イ:閾値 ウ:知能検査の成績 エ:絶対音感
- ア:ゲゼル(Gesell, A.L.) イ:輻輳 ウ:知能検査の成績 エ:学業成績
- ア:ジェンセン(Jensen, A.R.) イ:閾値 ウ:身長 エ:絶対音感
- ア:ジェンセン(Jensen, A.R.) イ:閾値 ウ:知能検査の成績 エ:学業成績
- ア:ジェンセン(Jensen, A.R.) イ:輻輳 ウ:身長 エ:絶対音感
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この過去問の解説 (2件)
01
図も含めて定番の問題です。解いていきましょう。
不正解です。
不正解です。
正解です。
ア:ジェンセン(Jensen, A.R.) イ:閾値 ウ:身長 エ:絶対音感
( ア:ジェンセン(Jensen, A.R.) )は、心身の諸特質の遺伝的可能性が顕在化するために必要な環境条件の質や量は、特性によってそれぞれ違いがあり、各特性に固有な一定の水準、すなわち( イ:閾値 )があるという見解を述べている。その見解によると特性Aは( ウ:身長 )など、環境が極めて不適でも素質がそのままに顕在化し、遺伝によってほぼ規定される。特性Bは中程度の環境条件が( イ:閾値 )となるものであり、特性Cは環境条件にほぼ比例して発達の可能性が顕在化するものである。特性Dは( エ:絶対音感 )など、極めて好適的な環境条件や特別な教育訓練によって、初めて可能性が顕在化するものである。
不正解です。
不正解です。
ゲゼルとジェンセンは、よく比較して出されます。
ゲゼルは、発達は遺伝の要素が強いとしました。
ジェンセンは、最低基準の環境(閾値)を超えたときに遺伝的な資質が発現するとしました。
加えて、シュテルンは「輻輳説」を唱え、発達は遺伝と環境の相互作用で起こると強調しました。
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02
環境閾値説と輻輳説との違いに気をつけて進めていきましょう。
( ジェンセン )は、心身の諸特質の遺伝的可能性が顕在化するために必要な環境条件の質や量は、特性によってそれぞれ違いがあり、各特性に固有な一定の水準、すなわち( 閾値 )があるという見解を述べている。その見解によると特性Aは( 身長 )など、環境が極めて不適でも素質がそのままに顕在化し、遺伝によってほぼ規定される。特性Bは中程度の環境条件が( 閾値 )となるものであり、特性Cは環境条件にほぼ比例して発達の可能性が顕在化するものである。特性Dは( 絶対音感 )など、極めて好適的な環境条件や特別な教育訓練によって、初めて可能性が顕在化するものである。
ゲゼル:発達には、順序があり、脳や神経などの体の中が発達し整うことが優位だとする、成熟優位説を提唱しました。
輻輳説:発達には、環境と遺伝の両方の要素が関わるとする、シュルテンの説です。
知能検査の成績:知能検査でわかるIQ(知能指数)のことです。
学業成績:授業などの理解度を表すものです。
以上のことからこの選択肢は正答です。
子どもの力を引き出すには、保育者として十分な環境を整えることが必要になります。
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