保育士 過去問
令和7年(2025年)前期
問89 (保育の心理学 問9)

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問題

保育士試験 令和7年(2025年)前期 問89(保育の心理学 問9) (訂正依頼・報告はこちら)

次のうち、人の生涯発達に関する記述として、適切なものを3つ選びなさい。
  • 人の生涯発達には、連続的な変化もあれば非連続的・質的な変化もある。
  • 人の生涯発達とは、上昇的変化の過程を意味する。
  • 人の生涯発達における文化の影響は、乳児期において最も大きい。
  • 人の生涯発達は、可塑性を有し、生涯のどの時期でも変化の可能性がある。
  • 人の生涯発達は、個人的に重要な意味をもつ出来事の影響を受ける。

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この過去問の解説 (2件)

01

生涯発達の流れを理解しているかを問われる問題です。

選択肢1. 人の生涯発達には、連続的な変化もあれば非連続的・質的な変化もある。

適切です。

*発達には、「連続的な変化」と「非連続的な変化」があります。

選択肢2. 人の生涯発達とは、上昇的変化の過程を意味する。

*上昇もありますが、衰退が起こることもあります。

選択肢3. 人の生涯発達における文化の影響は、乳児期において最も大きい。

*文化の影響は、一生涯にわたり断続的につながります。

選択肢4. 人の生涯発達は、可塑性を有し、生涯のどの時期でも変化の可能性がある。

適切です。

*人は生涯にわたり、環境に適応する力をもっています。

選択肢5. 人の生涯発達は、個人的に重要な意味をもつ出来事の影響を受ける。

適切です。

*個人的な出来事(結婚・出産など)は発達に大きく影響します。

まとめ

知識として覚えるだけでなく、保育の現場でどのように応用するかを考えてみましょう。

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02

子どもの将来の人格形成の基礎を培える保育者になるために、生涯発達について押さえましょう。

選択肢1. 人の生涯発達には、連続的な変化もあれば非連続的・質的な変化もある。

正解です。

連続的な変化には、身長や体重の増加があげられます。

非連続的・質的な変化には、妊娠する(子どもがいない状態からいる状態になる)があります。

 

実際の発達では、連続的な変化と非連続的・質的な変化は割り切れず、繋がっていることもあります。

例えば、同一の人物が妊娠していない状態から妊娠をするのは連続的な変化ですが、以前とは全く異なる状態や、単純な量では表せない変化があります。

選択肢2. 人の生涯発達とは、上昇的変化の過程を意味する。

不正解です。

加齢で体力が減っていくのは、上昇的な変化とは言えません。

選択肢3. 人の生涯発達における文化の影響は、乳児期において最も大きい。

不正解です。

人生のどの時期でも、文化の影響を受けます。

選択肢4. 人の生涯発達は、可塑性を有し、生涯のどの時期でも変化の可能性がある。

正解です。

環境や経験によって変化・適応の可能性があります。

「もう遅い」と言われることでも、不可能ではないこともあります。

選択肢5. 人の生涯発達は、個人的に重要な意味をもつ出来事の影響を受ける。

正解です。

入学や就職、結婚など、さまざまな影響を受けます。

まとめ

現在の生涯発達学では、人間は常に発達し続ける存在であると考えます。

人生を見据えた保育をしていきたいものです。

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