保育士 過去問
令和7年(2025年)前期
問107 (子どもの保健 問7)

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問題

保育士試験 令和7年(2025年)前期 問107(子どもの保健 問7) (訂正依頼・報告はこちら)

次のうち、認可保育所での環境に関する記述として、適切なものを2つ選びなさい。
  • 満2歳以上の幼児の保育室の面積は、幼児1人につき、1.65m2以上である。
  • 乳幼児が出入り・通行する場所には、乳幼児の転落事故を防止する設備が設けられている必要がある。
  • 日本建築学会によると、一般の保育室(床面積50m2程度✕高さ2.5m程度)の広さの場合、保育室内の残響時間は1.0秒以内が推奨されている。
  • 「保育所における感染症対策ガイドライン(2018年改訂版)」(こども家庭庁)によれば、保育室の湿度は20%前後が望ましいとされている。
  • 保育室の明るさは、床面において200ルクス以上の照度が確保できる照明設備の設置が定められている。

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この過去問の解説 (1件)

01

保育室の環境についての問題です。数字をしっかり覚えておきましょう。

選択肢1. 満2歳以上の幼児の保育室の面積は、幼児1人につき、1.65m2以上である。

不適切です。

*幼児の保育室の面積は、幼児1人につき、1.98m2以上が最低基準になっています。1.65m2以上は乳児の(満2歳未満)の基準です。

選択肢2. 乳幼児が出入り・通行する場所には、乳幼児の転落事故を防止する設備が設けられている必要がある。

適切です。

*転落事故防止の観点から、重要な事項になります。(厚生労働省の「保育所における屋外階段設置要件について」の中に記載があります。)

選択肢3. 日本建築学会によると、一般の保育室(床面積50m2程度✕高さ2.5m程度)の広さの場合、保育室内の残響時間は1.0秒以内が推奨されている。

不適切です。

一般の保育室内の残響時間は0.4秒以内が推奨されています。0.4以上になると声が聞き取りにくい環境になります。

選択肢4. 「保育所における感染症対策ガイドライン(2018年改訂版)」(こども家庭庁)によれば、保育室の湿度は20%前後が望ましいとされている。

不適切です

「保育所における感染症対策ガイドライン」では、保育室の湿度は60%前後が望ましいとされています。20%では乾燥しすぎてウイルスが活発になります。

選択肢5. 保育室の明るさは、床面において200ルクス以上の照度が確保できる照明設備の設置が定められている。

適切です。

*200ルクスは、活動時の明るさになり、午睡時は、表情が見えるぐらいの明るさが必要になります。

まとめ

環境はとても重要で、大人や子どもにとっても心地よく安全に過ごせることが大切です。

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