保育士 過去問
令和7年(2025年)後期
問14 (保育原理 問14)

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問題

保育士試験 令和7年(2025年)後期 問14(保育原理 問14) (訂正依頼・報告はこちら)

次のうち、「保育所保育指針」第2章「保育の内容」1「乳児保育に関わるねらい及び内容」(3)「保育の実施に関わる配慮事項」に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを1つ選びなさい。

A  子どもの発達や成長の援助をねらいとした集団での活動の時間については、意識的に指導計画等に位置付けて、実施することが重要であること。
B  一人一人の子どもの生育歴の違いに留意しつつ、欲求を適切に満たし、特定の保育士が応答的に関わるように努めること。
C  保護者との信頼関係を築きながら保育を進めるとともに、保護者からの相談に応じ、保護者への支援に努めていくこと。
D  担当の保育士が替わる場合には、子どものそれまでの生育歴や発達過程に留意し、職員間で協力して対応すること。
  • A:○  B:○  C:×  D:×
  • A:○  B:×  C:×  D:○
  • A:○  B:×  C:×  D:×
  • A:×  B:○  C:○  D:○
  • A:×  B:×  C:○  D:○

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この過去問の解説 (2件)

01

「保育所保育指針」第2章「保育の内容」1「乳児保育に関わるねらい及び内容」

「保育の実施に関わる配慮事項」には、こう記されています。

 

〇乳児は疾病への抵抗力が弱く、心身の機能の未熟さに伴う疾病の発生が多いことから、

一人一人の発育及び発達状態や健康状態についての適切な判断に基づく保健的な対応を行うこと。

〇一人一人の子どもの生育歴の違いに留意しつつ、欲求を適切に満たし、

特定の保育士が応答的に関わるように努めること。 →選択肢Bの内容です。

〇乳児保育に関わる職員間の連携や嘱託医との連携を図り、

第3章に示す事項を踏まえ、適切に対応すること。

栄養士及び看護師等が配置されている場合は、その専門性を生かした対応を図ること。

〇保護者との信頼関係を築きながら保育を進めるとともに、

保護者からの相談に応じ、保護者への支援に努めていくこと。→選択肢Cの内容です。

〇担当の保育士が替わる場合には、子どものそれまでの生育歴や発達過程に留意し、

職員間で協力して対応すること。→選択肢Dの内容です。


 

選択肢Aについてですが、乳児は特に成長が著しく、個人差も大きいので、

「意図的に指導計画等に位置づけて実施する」のは誤りといえます。


 

選択肢1. A:○  B:○  C:×  D:×

誤りです。

選択肢2. A:○  B:×  C:×  D:○

誤りです。

選択肢3. A:○  B:×  C:×  D:×

誤りです。

選択肢4. A:×  B:○  C:○  D:○

正解です。

選択肢5. A:×  B:×  C:○  D:○

誤りです。

まとめ

乳児期は心身機能が未発達なため、健康面での配慮が特に必要です。

また、保育士との安心のできる関わりがとても大切な時期といえます。

このような乳児保育の特徴が「保育の実施に関わる配慮事項」にも反映されているといえます。

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02

乳児保育において最も基本となる「個別的な関わり(特定の保育士による応答的な関わり)」と「保護者支援・職員間の連携」の原則を問う問題です。
乳児保育の個別対応の理念に反する内容が含まれた引っかけがあります。

選択肢4. A:×  B:○  C:○  D:○

A  子どもの発達や成長の援助をねらいとした集団での活動の時間については、意識的に指導計画等に位置付けて、実施することが重要であること。(×

乳児期(0歳児)は、集団で一斉に行動する時期ではなく、一人一人の生理的欲求や生活リズムに合わせた個別的な対応が基本です。
一斉の集団活動を計画して押し付けるような関わりは不適切です。


B  一人一人の子どもの生育歴の違いに留意しつつ、欲求を適切に満たし、特定の保育士が応答的に関わるように努めること。(

乳児期に愛着(アタッチメント)を形成し情緒の安定を図るため、特定の担当保育士が気持ちを受け止め、丁寧に応答することが求められます。


C  保護者との信頼関係を築きながら保育を進めるとともに、保護者からの相談に応じ、保護者への支援に努めていくこと。(

家庭との連携を密にし、乳児の命と生活リズムを共有しながら、育児不安を抱える保護者に寄り添って支援を行います。


D  担当の保育士が替わる場合には、子どものそれまでの生育歴や発達過程に留意し、職員間で協力して対応すること。(
担当制をとる場合でも、シフト交代や進級等で担当が替わる際には、子どもの不安を最小限に抑えるよう、情報共有とチームでの協力体制が不可欠です。

まとめ

乳児保育で「集団活動を計画的に」という発想が出てきたら要注意です。

乳児は一人一人の発達・生活リズム・欲求がまったく異なります。
「みんな一緒に」ではなく「一人一人に寄り添う」のが乳児保育の根本です。

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