保育士 過去問
令和7年(2025年)後期
問18 (保育原理 問18)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

保育士試験 令和7年(2025年)後期 問18(保育原理 問18) (訂正依頼・報告はこちら)

次のうち、保育士の行う子育て支援における職員間の連携・協働に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを1つ選びなさい。

A  子育て支援では、保育士一人で抱え込むことがないよう、日頃から職員間で組織としての対応のルールや情報を共有しておくことが重要となる。
B  保護者への対応を含め業務全体の負担が職員間で偏らないよう調整することは、施設長などの管理職の重要な役割といえる。
C  保育所以外の関係機関と連携、協力する際は、素早く対応することが最優先であるため、すべての保育士が対応の窓口になり、個別に対応することが重要となる。
D  保護者への支援に関する記録等の保管や管理に関しては、保管の期間、場所、管理方法、アクセスできる職員や内容の範囲をあらかじめ明確にする必要がある。
E  職員間の連携・協働を効率的に行うためには、年齢や経験の違いを重視し、経験豊富な保育士が経験の浅い保育士を指導するといった役割分担が明確な組織の編成が重要となる。
  • A:○  B:○  C:×  D:○  E:×
  • A:○  B:○  C:×  D:×  E:×
  • A:○  B:×  C:○  D:×  E:○
  • A:×  B:○  C:×  D:○  E:×
  • A:×  B:×  C:○  D:×  E:○

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

保育所では、職員間での連携・協働が保育の質に大きく影響します。特に、子育て支援においては職員の協力が不可欠であり、情報共有や負担の分担、関係機関との調整など、さまざまな場面での円滑な連携が求められます。次の設問では、職員間の連携に関する記述の適切性について確認します。

選択肢1. A:○  B:○  C:×  D:○  E:×

A ○
子育て支援においては、保育士一人で全てを抱え込まず、日常的に職員間で情報を共有し、ルールを整備しておくことが非常に重要です。協力して支援を行うことで、保育士間での負担も軽減され、効果的な支援が可能になります。

 

B ○
業務全体の負担が一部の職員に偏らないよう調整することは、施設長や管理職の重要な役割です。管理職がこの調整を行うことで、職員が無理なく仕事をこなすことができ、より円滑な連携・協働が生まれます。

 

C ×
保育所以外の関係機関との連携において、すべての保育士が窓口となって個別に対応するのは非効率的です。連携の窓口を定め、担当者が中心となって対応することが、スムーズな連携と効果的な支援を生みます。

 

D ○
保護者への支援に関する記録や情報は、機密性が高いため、保管方法や管理方法をあらかじめ決めておくことが重要です。誰がアクセスできるか、どのように保管するか、保存期間などを明確にしておくことで、情報漏洩の防止が図れます。

 

E ×
職員間の連携を効率的に行うためには、年齢や経験だけでなく、役割分担を柔軟に行い、チームワークを重視することが大切です。経験豊富な保育士が指導することは重要ですが、それにとらわれず、職員同士が協力して支援する体制を作ることが求められます。

 

 

 

まとめ

保育士の子育て支援において、職員間の連携や協力はとても大切です。情報の共有や業務の負担の調整を通じて、支援がスムーズに進むようにすることが必要です。また、関係機関との連携においても担当者を決めて効率的に進めることが重要で、保護者との情報管理には細心の注意が求められます。

参考になった数146

02

保育士が行う子育て支援における職員間の連携・協同については、厚生労働省からの資料があります。

また、保育所保育指針にも保護者に対する支援について明記されています。  

保育士が担う保護者支援への役割は大きくなっていますが、

一方で普段の職務を行いながらの支援は負担も大きくなっています。
 

厚生労働省の「保育所等における在園児の保護者への子育て支援」の資料には

子育て支援の意義や役割とともに、

・組織としての体制構築(役割分担や管理職の役割)

・相談支援を支える園内の体制(職員間の情報共有、情報漏洩予防、保育士のサポート)

など、支援を行う上での体制について記されています。

 

→子育て支援はその場限りのものではなく、保育士の負担も大きくなります。

職員間で情報を共有し、一人の負担を減らすことが大切です。

→施設長などの管理職が業務調整を行うことも、間接的に支援を行うことだといえます。

→職員間で情報共有しておくことは大切ですが、連携はすべての保育士が窓口となるようなことではありません。また、個々が対応することで混乱が起こることも予想できます。

→支援についての記録は重要です。管理方法を明確にしておくことは、円滑な対応に結びつきます。

→子育て支援において職員が連携するためにはどのようなことも話し合えるような職場作りが求められます。

年齢や経験の違いを重視せず、誰もが意見を言い合えるような環境が大切です。


 

選択肢1. A:○  B:○  C:×  D:○  E:×

正解です。

選択肢2. A:○  B:○  C:×  D:×  E:×

誤りです。

選択肢3. A:○  B:×  C:○  D:×  E:○

誤りです。

選択肢4. A:×  B:○  C:×  D:○  E:×

誤りです。

選択肢5. A:×  B:×  C:○  D:×  E:○

誤りです。

まとめ

保育所の役割は様々で、子育て支援も重要な役割の一つです。

子育て支援における保育士の職務の内容と、それを支える組織としての役割や体制についても確認しておきましょう。

参考になった数51

03

子育て支援における職員間の連携・情報管理・組織運営のあり方が問われます。

選択肢1. A:○  B:○  C:×  D:○  E:×

A  子育て支援では、保育士一人で抱え込むことがないよう、日頃から職員間で組織としての対応のルールや情報を共有しておくことが重要となる。(○)

子育て支援は複雑・困難なケースも多く、組織として対応することが基本です。

一人で抱え込むことは支援の質低下・バーンアウトにつながります。


B  保護者への対応を含め業務全体の負担が職員間で偏らないよう調整することは、施設長などの管理職の重要な役割といえる。(○)

職員の業務負担を調整し、組織全体を機能させることは管理職の責務として適切な記述です。


C  保育所以外の関係機関と連携、協力する際は、素早く対応することが最優先であるため、すべての保育士が対応の窓口になり、個別に対応することが重要となる。(×)

児童相談所、子ども家庭センター、医療機関などの外部機関と連携する際は、情報の食い違いや責任の所在の曖昧さを防ぐため、主任や専門リーダー、施設長などを通じた「組織としての一元的な窓口・指揮系統」を整えて対応するのが鉄則です。


D  保護者への支援に関する記録等の保管や管理に関しては、保管の期間、場所、管理方法、アクセスできる職員や内容の範囲をあらかじめ明確にする必要がある。(○)

個人情報・支援記録の管理ルールを事前に明確化することは、個人情報保護の観点からも必要な対応として適切です。


E  職員間の連携・協働を効率的に行うためには、年齢や経験の違いを重視し、経験豊富な保育士が経験の浅い保育士を指導するといった役割分担が明確な組織の編成が重要となる。(×)

職員間の連携・協働は経験の多少にかかわらず互いに学び合う関係が基本です。

一方向的な「指導する・される」という固定した役割分担を強調することは、現代の組織運営・チームワークの考え方に合いません。

まとめ

「素早く対応するために全員が窓口に」は一見合理的に見えますが、実際には情報の混乱と個人情報リスクを生みます。

また、「ベテランが新人を指導する」という固定的な構造より、互いの強みを活かしながら学び合う組織の方が、子育て支援の質向上につながります。

参考になった数8