保育士 過去問
令和7年(2025年)後期
問35 (社会的養護 問5)
問題文
次の文は、「一時保護ガイドライン」(令和6年こども家庭庁)における「一時保護開始の手続」の記録に関する記述である。不適切な記述を1つ選びなさい。
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問題
保育士試験 令和7年(2025年)後期 問35(社会的養護 問5) (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、「一時保護ガイドライン」(令和6年こども家庭庁)における「一時保護開始の手続」の記録に関する記述である。不適切な記述を1つ選びなさい。
- 記録には、日時場所、説明方法、説明内容、聴取内容、こどもの反応・様子、所見を記載する。
- 聴取内容は、膨大な記録内容となる可能性を踏まえ、こどもから聴き取った内容をそのまま記載することは避け、要約したものを記載する。
- 記録の内容について、相違がないか、可能な限りこども本人にも確認してもらうことが望ましい。
- こどもが意見を言いたくないという態度を示しているときは、その旨を記録する。
- 乳幼児や障害児など、言葉による意見の表出が困難なこどもについては、その泣き方や表情、しぐさや身振り等の反応や行動変化を客観的に記録する。
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この過去問の解説 (3件)
01
一時保護ガイドラインでは、子どもを一時保護する際の手続きや記録の取り扱いが詳しく示されています。特に記録は、子どもの安全や権利を守るための重要な手段であり、内容や方法を正確に理解することが試験対策にも役立ちます。
○
一時保護の手続では、日時や場所、説明内容、こどもの反応などを記録することが原則です。手続の透明性や後からの確認に重要です。
×
本来、子どもの意見は原則としてそのまま忠実に記録することが求められます。要約する場合でも、意味が変わらないように注意する必要があり、「そのまま記載を避ける」とする記述は不適切です。
○
子ども本人が記録内容を確認できる場合は、相違がないか確認することが望ましいとされています。権利擁護の観点から重要です。
○
意見を拒否した場合や発言を控える場合も、その態度を記録することで、手続の過程を正確に残すことができます。
○
言語での表現が難しい場合は、行動や表情などの客観的な反応を記録することが重要であり、手続の適正性を支えるポイントです。
一時保護の記録は、子どもの意見や反応、手続の状況を正確に残すために非常に重要です。特に、乳幼児や障害児など言葉で表現できない子どもについても、泣き方や表情、しぐさなど客観的な記録が求められます。不適切な記述は「聴取内容はそのまま記載せず要約する」としたもので、原則として子どもの発言は忠実に記録することが基本です。
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02
一時保護の目的は、虐待等が疑われる際に子どもの安全を確保するために行います。
子どもを親から引き離す行為であるため、ガイドラインが示されています。
「一時保護ガイドライン」における「一時保護開始の手続」にはこう書かれています。
こどもから聴取した意見は、児童記録票に記録して保管する。記録には、日時場所、説明方法、説明内容、聴取内容、こどもの反応・様子、所見を記載する。聴取内容は、こどもから聴き取った内容をそのまま記載し、必要に応じて要約を行う。可能な限り、内容について相違がないか、 こども本人にも確認してもらうことが望ましい。こどもの心情が揺らいだり、当初の意見等を撤回したりすることも考えられるが、そのような場合には、そうした揺れ動きも受け止め、こどもの意見等として記録すべきである。また、こどもが意見を言いたくないという態度を示しているときはその旨を記録する。そのような場合のほか、乳幼児や障害児など、言葉による意見の表出が困難なこどもについては、その泣き方や表情、しぐさや身振り等の反応や行動変化を客観的に記録する。
正解です。
誤りです。
「内容は、こどもから聴き取った内容をそのまま記載し、必要に応じて要約を行う。」とあります。
正解です。
正解です。
正解です。
一時保護の第一の目的は、子どもの安全を守るためのものですが、子どもの権利も優先させる必要があります。
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03
こども家庭庁の「一時保護ガイドライン」において、一時保護開始時に子どもの意見や気持ちを聴取した際の「記録の正確な残し方」を問う問題です。
一時保護開始時の記録には、日時や場所はもちろん、どのように説明し何を伝えたか(説明方法・内容)、子どもが何を話したか(聴取内容)、そのときの表情や態度(こどもの反応・様子)、職員の所見を具体的に記載することとされています。
ガイドラインでは、聴取内容は「こどもから聴き取った内容をそのまま記載し、必要に応じて要約を行う」と定められています。
大人の解釈で勝手に内容を変えてしまわないよう、子どもの発言をそのまま残すことが原則であり、「そのまま記載することは避ける」とした本記述は誤り(不適切=正解)です。
記録した内容に子どもの意図とズレや食い違いがないか、可能な限りこども本人にも読み上げるなどして確認してもらうことが望ましいとされています。
子どもには「意見を言わない権利」もあります。
無理強いをせず、子どもが話したくない態度を示した場合は、その様子や「話したくないと言っている旨」をありのまま記録します。
適切な記述です。
まだ言葉で気持ちをうまく伝えられない乳幼児や障害のある子どもについては、泣き方、表情、身振り手振り、行動の変化などの非言語的な反応を客観的に観察して記録します。適切な記述です。
子どもの権利擁護や一時保護のガイドラインでは、子どもの声や思いを「大人の言葉でまとめ直さず、子どもの言葉のまま残す(そのまま記載)」という姿勢がとても大切にされています。
「子どもの最善の利益」や「意見表明権の尊重」の視点を持って選択肢を見ると、自然と答えが見えてきます。
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