保育士 過去問
令和7年(2025年)後期
問64 (社会福祉 問4)
問題文
次のうち、子育て支援に関する記述として、適切なものを2つ選びなさい。
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問題
保育士試験 令和7年(2025年)後期 問64(社会福祉 問4) (訂正依頼・報告はこちら)
次のうち、子育て支援に関する記述として、適切なものを2つ選びなさい。
- 「保育所保育指針」には、保護者に対する子育て支援について示されている。
- 子育て支援において、保育所は親子と地域社会の関係構築に努める必要はない。
- 子どものプライバシー保護の観点から、日常の保育の意図や、保育における子どもの様子を当該児の保護者に伝えてはならない。
- 地域子ども・子育て支援事業の実施は、保育所の必須事業である。
- 子育て支援には、子どもが本来もっている育つ力を支えていくことが求められている。
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この過去問の解説 (3件)
01
子育て支援についての問題です。「保育所保育指針」の第4章と第2章をよく読んでおきましょう。
適切です。
*「保育所保育指針」第4章に示されています。
よってこの選択肢は正答です。
不適切です。
*「保育所保育指針」第2章には、家庭及び地域社会と連携して、保育が展開されることが示されています。
不適切です。
*「保育所保育指針」第4章2(1)保護者との相互理解には、日常の保育、子どもの日々の様子を共有し、保護者との相互理解を図ることが示されています。
不適切です。
*このような事業の決まりはありません。
適切です。
*子どもが様々なことに主体性をもって取り組み、力を発揮できる支援を必要とします。
よってこの選択肢は正答です。
園の役割として、保護者や地域の保護者等に対する支援が明確に示されています。
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02
この問題で覚えておくポイントは以下の通りです。
現代の保育所には、子どもを健やかに育てることと並んで
「保護者への支援」と「地域への子育て支援」という大きな役割があります。
これは国のルールである「保育所保育指針」にも明確に記されています。
支援の根底にあるのは、大人が無理やり型にはめるのではなく、
「子ども自身が育とうとする力」を信じて支えるという姿勢です。
また、保護者とは日々の様子を細かく共有して信頼関係を築くことが大前提となります。
では、それぞれの選択肢を見ていきましょう。
適切です。
保育所保育指針の第4章は丸ごと「子育て支援」という項目になっており、
入所している子どもの保護者に対する支援や、地域の子育て家庭に対する支援のあり方が詳細に規定されています。
不適切です。
「努める必要はない」という点が間違いです。
孤立しがちな子育て家庭を地域社会と結びつけることは、保育所の重要な役割の一つです。
地域の世代間交流や、地域の関係機関(保健センターや児童相談所など)と家庭をつなぐパイプ役になることが求められています。
不適切です。
「他の家庭の個人的な情報」を漏らすのはプライバシーの侵害ですが、
「その子ども自身の様子や保育の意図」をその子の保護者に伝えることは、
家庭との連携(共育て)において不可欠です。日々のコミュニケーションを通じて、
保護者の安心感や信頼関係を築くことが子育て支援の第一歩となります。
不適切です。
「必須事業」という点がひっかけです。
地域子ども・子育て支援事業(一時預かり事業や地域子育て支援拠点事業など)は、
市町村が主体となって行うものです。保育所は地域の拠点としてこれらの事業を実施することが期待され、
積極的に「努める」こととされていますが、すべての保育所が必ずやらなければならない「必須(義務)」の事業ではありません。
適切です。
子育て支援の根本的な理念です。
保護者の悩みを受け止めつつ、子どもが自発的に環境に関わり、
自ら伸びていこうとする力(本来持っている育つ力)を信じ、
それを保護者とともに支えていく姿勢が求められます。
保育所における子育て支援の基本は、以下の3点に集約されます!
指針の明記:「保育所保育指針」には保護者支援がバッチリ書かれている!
共育ての姿勢:保護者には保育の様子をしっかり伝え、一緒に育てる!
地域のハブ:保育所は、家庭が地域社会とつながるための架け橋(拠点)になる!
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03
保育指針や子育て支援に関する問題では、「孤立を防ぐための関係構築」と「子どもの主体性の尊重」という2つの基本理念の軸がブレないようにすることが大切です。
保育所保育指針の第4章には「保育所における子育て支援」という独立した章が設けられています。
保育所は単に「子どもを預かる場所」ではなく、「保護者の一番身近なサポーターとして、子育てを支える場所」でもあります。
不適切です。
地域で孤立しがちな親子を、地域のコミュニティ(子ども食堂やボランティア、子育て広場など)に繋ぐ仲介役になります。
保育所のとても大切な役割です。
不適切です。
お迎えのときの「今日、〇〇くんはお友達とこんなふうに遊べたんですよ!」という温かい連絡帳のやり取りが全部違法になってしまいます。
保護者との信頼関係(協働)を作るためには、日常の様子を伝えることはむしろ不可欠です
伝える相手はあくまで「当該児の保護者」なので、プライバシー侵害にもなりません。
地域子ども・子育て支援事業(一時預かりや、地域の子育て広場の運営など)を実施する中心的な責任(実施主体)は、保育所ではなく「市町村」です。
もちろん保育所が協力して実施することは多いですが、すべての保育所に義務づけられた「必須事業」ではないためバツになります。
大人が上から目線で「育ててあげる」のではなく、子どもが生まれながらに持っている「自ら育とうとする力(主体性)」を信じて、それを優しく支えるのが、現代の子育て支援の絶対的な基本姿勢です。
「エンパワメント」の考え方とも繋がります。
現代の保育は、子ども単体を見るのではなく、【子ども・保護者・地域社会】の3つをセットにして、お互いを繋ぎながらみんなで育ちを支えていきます。
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