保育士 過去問
令和7年(2025年)後期
問69 (社会福祉 問9)

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問題

保育士試験 令和7年(2025年)後期 問69(社会福祉 問9) (訂正依頼・報告はこちら)

次のうち、ケアマネジメントに関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを1つ選びなさい。

A  ケアマネジメントとは、利用者の問題解決のために、利用者と社会資源を結びつけることをいう。
B  ケアマネジメントでは、利用者のニーズを把握することが重要である。
C  ケアマネジメントは、利用者の抱える問題や課題を分析し、また利用者のもっているストレングスに注目することも必要とされる。
D  ケアマネジメントにおける支援者は、必要なサービスを利用者が利用できるように調整するコーディネーターとしての役割が求められる。
E  ケアマネジメントは、利用者のニーズに対してサービスを調整する手法であるため、サービス提供後のモニタリングは不要である。
  • A:○  B:○  C:○  D:○  E:×
  • A:○  B:○  C:○  D:×  E:×
  • A:○  B:×  C:×  D:○  E:×
  • A:×  B:○  C:×  D:○  E:○
  • A:×  B:×  C:○  D:×  E:○

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この過去問の解説 (3件)

01

ケアマネジメントのプロセスを理解しておきましょう。

選択肢1. A:○  B:○  C:○  D:○  E:×

A:○ ケアマネジメントとは利用者とサービスを結びつけることです。

 

B:○ まずは、利用者のニーズを知ることから始まります。

 

C:○ 利用者の強みを活かした支援も必要とします。

 

C:○ サービスを提供しスムーズに進められるよう調整していきます。

 

E:× サービス提供後も、支援が適切だったか、困りごとや問題はなかったかを振り返り、見守りを続けていきます。

 

 

以上のことからこの選択肢は正答です。

まとめ

保育の現場だけでは解決が難しい課題もあります。ニーズを理解し、他機関への連携を進めていきます。

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02

この問題で絶対に落としてはいけないポイントは、

「ケアマネジメントのプロセス(一連の流れ)」と「強み(ストレングス)への着目」です。

ケアマネジメントは、ただサービスを繋いで終わりという単発の作業ではありません。

利用者の「本当のニーズ」と「本来持っている力(ストレングス)」を見極め、資源と結びつけ、

その後も「本当にこの計画でよかったのか?」と評価・見直し(モニタリング)を続ける、

終わりのない循環プロセスです。この「やりっぱなしは絶対にNG」という大原則を頭に叩き込んで、

選択肢を見ていきましょう。

選択肢1. A:○  B:○  C:○  D:○  E:×

A:○

利用者の抱える生活上の課題に対して、

フォーマル(行政の制度など)や

インフォーマル(地域のボランティアやつながり等)な

社会資源を適切に結びつける(パッケージ化する)ことが最大の目的です。

 

B:○

利用者が何を求めているのか、

何に困っているのか(ニーズ)を正確に把握する「アセスメント(事前評価・課題分析)」

の段階がなければ、ピントのズレた支援になってしまいます。

 

C:○

できないこと(マイナス面)ばかりに目を向けるのではなく、

利用者が本来持っている能力、特技、意欲、周囲のサポート環境といった「ストレングス(強み)」を引き出し、

それを活用して主体的な解決を目指すのがソーシャルワークの鉄則です。

 

D:○

支援者は、ただ話を聞くだけではなく、複数のサービス提供者や関係機関の間に入り、

支援チーム全体が円滑に動くように調整(コーディネート)する役割を担います。

 

E:×

「サービスを調整して終わり」では絶対にありません。

提供したサービスが本当に利用者の役に立っているか、

状況の変化によって新たな課題が生まれていないかを定期的に確認する「モニタリング(経過観察)」は、

ケアマネジメントにおいて絶対に欠かせない必須プロセスです。

まとめ

ケアマネジメントの流れは、福祉のどの分野に関わっても必ず使う最強の武器です。

以下のプロセスを順番通りに完璧に言えるようにしておいてください!

インテーク(受理面接):出会い、信頼関係の構築。

アセスメント(課題分析):ニーズとストレングスの把握。

プランニング(計画作成):目標と支援内容の決定。

インターベンション(介入・実施):サービスの提供、関係機関との調整。

モニタリング(経過観察):計画通りに進んでいるかの定期チェック。

エバリュエーション(事後評価)・ターミネーション(終結):支援の評価と結び。

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03

ケアマネジメントに関する問題では、その支援が1回きりで終わるものではなく、常に変化する利用者の生活に寄り添うことを意識して解きます。

 

選択肢1. A:○  B:○  C:○  D:○  E:×

A  ケアマネジメントとは、利用者の問題解決のために、利用者と社会資源を結びつけることをいう。(〇)

困りごとを抱える利用者に対して、地域の福祉サービスやボランティア、制度といった「社会資源」をつないで、生活の土台を作る手法です。


B  ケアマネジメントでは、利用者のニーズを把握することが重要である。(〇)
本人が口にする「デイサービスに行きたくない(要望)」の裏にある、「本当は家で静かに過ごしたい」「プライドが許さない」といった「本当の必要性(ニーズ)」を深く捉えることが、すべての計画のスタートラインになります。

 

C  ケアマネジメントは、利用者の抱える問題や課題を分析し、また利用者のもっているストレングスに注目することも必要とされる。(〇)
何が大変なのか(課題)を調べるだけでなく、「手先が器用だ」「近所に仲の良いお友達がいる」といった、本人や環境が持っている強み(ストレングス)を活かして計画を組み立てることが不可欠です。

 

D  ケアマネジメントにおける支援者は、必要なサービスを利用者が利用できるように調整するコーディネーターとしての役割が求められる。(〇)

ケアマネジャー(支援者)は、自分ひとりで利用者を介護するわけではありません。

行政、訪問看護など、たくさんの関係者のあいだに立って、サービスがスムーズに回るようにする「コーディネーター(調整役)」の役割が求められます。

 

E  ケアマネジメントは、利用者のニーズに対してサービスを調整する手法であるため、サービス提供後のモニタリングは不要である。(×)

サービスが始まったあとも、利用者の状態は「体調が悪くなった」「ヘルパーさんと相性が合わなかった」というふうに変わります。

定期的に「今のプランで上手くいっているかな?」と様子を見に行く「モニタリング(再評価)」は、ケアマネジメントにおいて最も重要です。

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