保育士 過去問
令和7年(2025年)後期
問82 (保育の心理学 問2)

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問題

保育士試験 令和7年(2025年)後期 問82(保育の心理学 問2) (訂正依頼・報告はこちら)

次の【Ⅰ群】の人名及び用語と、【Ⅱ群】の内容を結びつけた場合の正しい組み合わせを1つ選びなさい。

【Ⅰ群】
A  ケーラー(Köhler,W.)の洞察
B  パブロフ(Pavlov,I.P.)のレスポンデント条件づけ
C  バンデューラ(Bandura,A.)の観察学習
D  スキナー(Skinner,B.F.)のオペラント条件づけ

【Ⅱ群】
ア  以前犬に激しく吠えられたことのある子どもが、犬を見ただけで泣き出す。
イ  背伸びしても届かない所に置かれた玩具を取ろうとしていた子どもが、突然ひらめいたように、箱を踏み台として使う。
ウ  ヒーローが活躍するテレビ番組を見た子どもが、翌日にクラスでヒーローごっこをいつもより盛んに行う。
エ  お手伝いをしたらお菓子をもらえるので、繰り返しお手伝いをする。
  • A:ア  B:イ  C:ウ  D:エ
  • A:イ  B:ア  C:ウ  D:エ
  • A:イ  B:エ  C:ア  D:ウ
  • A:ウ  B:ア  C:イ  D:エ
  • A:ウ  B:エ  C:イ  D:ア

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この過去問の解説 (2件)

01

学習理論についての組み合わせの問題です。わかるところから結びつけてみましょう。

選択肢2. A:イ  B:ア  C:ウ  D:エ

A:イ 【ケーラーの洞察】...試行錯誤する状態ではなく、「わかった」や「ひらめき」で急に行動が変わることです。

 

B:ア 【パブロフのレスポンデント条件付け】...無意識に出る反応のことです。(レモンを見ると唾液が出るように)

 

C:ウ 【バンデューラの観察学習】...他人の行動を見て学習することで、子どもの姿を見て、「これは、私がよくやっていることだ」と気づくときがあります。

 

D:エ 【スキナーのオペラント条件付け】...行動→ほめられる→行動が増えるのように、行動することで結果を得られることを学んでいます。

 

 

以上のことからこの選択肢は正答です。

まとめ

人物との組み合わせはよく出題されるので、例題と一緒に覚えておきましょう。

参考になった数98

02

この問題で絶対に押さえておくべきポイントは、

「何がキッカケで行動が起きているか」を正確に見極めることです。

特に混同しやすいのが、パブロフの「身体が勝手に反応してしまう(反射)」と、

スキナーの「メリットがあるから自分から行動する(自発)」の違いです。

ここをベースにしつつ、バンデューラの「真似をする(モデリング)」や、

ケーラーの「あっ、そうか!とひらめく(洞察)」といったキーワードを具体的なエピソードと結びつけておくと、

この手の問題はパズルのように一瞬で解けるようになります。それぞれの組み合わせを見ていきましょう。

選択肢2. A:イ  B:ア  C:ウ  D:エ

A ケーラーの「洞察(どうさつ)」―――イ

解説:洞察とは、試行錯誤するのではなく、

状況をじっくり観察して「突然ひらめいて(あっ、そうか!と気づいて)」問題を解決することです。

ケーラーは、チンパンジーが天井から吊るされたバナナを取るために、

箱を踏み台にして棒を使うことを「ひらめく」実験でこれを証明しました。

したがって、「突然ひらめいたように、箱を踏み台として使う(イ)」が正解です。

 

B パブロフの「レスポンデント条件づけ」―――ア

解説:古典的条件づけとも呼ばれます。「梅干しを見ると唾液が出る」ように、

本来は関係のない刺激(犬の姿)に対して、過去の経験(激しく吠えられた恐怖)が結びつき、

無意識に身体が反応(泣き出す)してしまう学習です。

パブロフの犬(ベルの音を聞くと唾液を流すようになる実験)が有名です。

したがって、「犬を見ただけで泣き出す(ア)」が正解です。

 

C バンデューラの「観察学習」―――ウ

解説:モデリング(社会的学習)とも呼ばれます。自分が直接経験しなくても、

他者の行動やその結果(モデル)を「観察(見る)」するだけで新しい行動を学習するという理論です。

したがって、「ヒーローが活躍するテレビ番組を見た子どもが、真似をしてヒーローごっこを行う(ウ)」が正解です。

 

D スキナーの「オペラント条件づけ」―――エ

解説: 道具的条件づけとも呼ばれます。

自分の行動の結果として「良いこと(報酬)」が起きればその行動は増え、

「嫌なこと(罰)」が起きれば行動は減る、という自発的な学習理論です。

スキナー箱(ネズミがレバーを押すとエサが出る実験)が有名です。

したがって、「お手伝いをしたらお菓子をもらえる(報酬)ので、繰り返しお手伝いをする(行動の増加)(エ)」が正解です。

まとめ

心理学の4大学習理論は、以下の「人物・理論・キーワード」をセットで丸暗記してしまいましょう!

ケーラー=洞察=「ひらめき(あっ、そうか!)」

パブロフ=レスポンデント(古典的)=「無意識の反射(恐怖・唾液など)」

バンデューラ=観察学習(モデリング)=「見て真似る」

スキナー=オペラント(道具的)=「ご褒美(メリット)があるからやる」

どれも支援現場での「行動変容(利用者の行動をどう良い方向に変えていくか)」の土台となる非常に重要な考え方です。

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