保育士 過去問
令和7年(2025年)後期
問89 (保育の心理学 問9)
問題文
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問題
保育士試験 令和7年(2025年)後期 問89(保育の心理学 問9) (訂正依頼・報告はこちら)
- 初めて出会う対象に接した際に、大人の表情や反応を手がかりにして、行動を決定する。
- 大人が自分に向かって「いないいないばあ」と言いながら両手で顔を隠してから顔を見せる動作をしている様子を見る。
- 自分が持っている興味のあるものを他者に手渡す。
- 「○○はどれ?」という質問に、指さしで応える。
- 他者の視線の先にある対象に視線を向ける。
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この過去問の解説 (2件)
01
共同注意とは、人・自分・モノの3要素が含まれ、注意の共有があることです。
適切です。
*大人と自分、初めて出会う対象の3要素が含まれ、注意の共有がされています。
不適切です。
*人と人が直接関わっていて、モノ(対象物)の要素がありません。
以上ことからこの選択肢は正答です。
適切です。
*自分と他者、興味のあるものの3要素が含まれ、注意の共有がされています。
適切です。
*質問する他者と自分、○○の対象物の3要素が含まれ、注意の共有がされています。
適切です。
*他者、自分、対象物の3要素が含まれ、注意の共有がされています。
子どもは、特定の大人との二項関係で愛着の土台を形成し、三項関係(人、自分、モノ)へと発展していきます。
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02
この問題で絶対に押さえておくべきポイントは、
「二項関係」と「三項関係」の違いです。
赤ちゃんは最初、自分とお母さん(大人)だけの「1対1の世界(二項関係)」を生きています。
そこから生後9ヶ月〜1歳頃になると、
「自分・大人・モノ」という3つの点をつなぐ「三項関係」の世界へと発達します。
「私が見ているおもちゃを、お母さんにも見てほしい」「お母さんが見ているものを、私も見たい」
というように、ある1つの対象(モノや出来事)に対する注意を他者と共有することを「共同注意」と呼びます。
この「三角形ができているかどうか」を意識して、選択肢を見ていきましょう。
適切です。
これは「社会的参照」と呼ばれる行動です。例えば、初めて見る動くおもちゃ(対象)を前にして、
「これ、触っても大丈夫かな?」とお母さんの顔(他者)を見ます。
自分、大人、対象(モノ)の三項関係が成立しており、対象への評価を共有しようとする共同注意の一種です。
不適切です。
「いないいないばあ」は、大人と子どもの視線が直接交わっているだけの「二項関係(自分と他者だけ)」の遊びです。
2人が共通して注目している「第3のモノ(対象)」が存在しないため、共同注意には当てはまりません。
適切です。
「見て見て!これ面白いよ!」と、自分の興味の対象(モノ)を大人と共有しようとする行動です。
これを「手渡し(見せびらかし)」と呼び、代表的な共同注意の行動です。
適切です。
大人の言葉に応じて、対象(モノ)を指さす行動です。自分の指の先にあるモノに大人の注意を向けさせ、
対象を共有する「応答的指さし(または要求・叙述の指さし)」であり、立派な共同注意です。
適切です。
大人が「あ、飛行機だ!」と空を見たときに、子どもも同じ方向を見る行動です。
これを「視線追従(しせんついじゅう)」と呼び、
他者と同じ対象に注意を向ける共同注意の最も基礎的な形の一つです。
共同注意(ジョイント・アテンション)を見分ける鉄則は、以下のイメージです!
必要なのは3つの点:「自分」+「大人」+「モノ(対象)」の三項関係が必須!
代表的な行動:「指さし」「視線追従」「見せびらかし」「手渡し」「社会的参照」
違うもの:「いないいないばあ」や「目を合わせるだけ」は、モノがないので二項関係!
「一緒に同じものを見る」というこの力が、のちの言葉(言語)の発達や、
他者の気持ちを推測する力(心の理論)の土台になっていくという、とても感動的な発達のステップです。
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