保育士 過去問
令和7年(2025年)後期
問100 (保育の心理学 問20)

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問題

保育士試験 令和7年(2025年)後期 問100(保育の心理学 問20) (訂正依頼・報告はこちら)

次のうち、子どもへの心理的虐待の記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを1つ選びなさい。

A  子どもが大切にしているものを、親が傷つけたり捨てたりするとおどす。
B  子どもの前で父親が母親に暴力をふるう。
C  子どもに自分自身を傷つけるよう強要する。
D  子どもに他者の性的満足をもたらす行為に関わらせる。
  • A:○  B:○  C:○  D:×
  • A:○  B:×  C:○  D:×
  • A:○  B:×  C:×  D:○
  • A:×  B:○  C:×  D:○
  • A:×  B:×  C:○  D:×

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この過去問の解説 (2件)

01

4つの虐待の定義を理解しておき、どの虐待に当てはまるのかを考えてみましょう。

選択肢1. A:○  B:○  C:○  D:×

A:○ 子どもが大切にしている物は、子どもの心の支えでもあるため、壊したり脅かされたりする行為は、深く子どもを傷つけることになります。

 

B:○ 恐怖と強い不安感を与えてしまい、大きな声に敏感になるなど、トラウマ反応の症状も見られることがあります。

 

C:○自分自身を傷つけるということは、「自分には価値がない」「存在しないほうがいいんだ」という自己を否定するようになります。そして心に深い傷をつくります。

 

D:× 子どもに他者の性的満足をもたらす行為に関わらせる行為は、性的虐待になります。

 

*どの虐待も、子どもに恐怖や不安を植え付け、自己肯定感の低下や問題行動など、心理面や行動面にも大きく影響します。

 

 

以上のことからこの選択肢は正答です。

まとめ

虐待の知識をもち、子どもと保護者の様子に変化を感じることで、虐待の疑いがある場合は、早急の対応につなげることができます。

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02

この問題で絶対に押さえておくべきポイントは、

「児童虐待の4つの分類(身体的・性的・ネグレクト・心理的)」を正確に見分けることです。

特に「心理的虐待」は、目に見える外傷がないものの、子どもの脳と心に深いダメージを与える行為です。

暴言や脅かしだけでなく、「子どもの目の前で家族に暴力を振るうこと(面前DV)」が心理的虐待に該当するという点は、

国家試験における最重要キーワードです。他の分類(特に性的虐待など)と混同しないよう、

それぞれの行為の本質を見極めながら選択肢を見ていきましょう。

選択肢1. A:○  B:○  C:○  D:×

A:○

子どもに対する著しい暴言や、心を深く傷つけるような脅し(脅迫)は、典型的な「心理的虐待」に該当します。

直接的に暴力を振るわなくても、恐怖によって子どもをコントロールしようとする行為です。

 

B:○

「面前DV(ドメスティック・バイオレンス)」です。

子ども自身が殴られていなくても、自分の大切な親が暴力を振るわれているのを見ることは、

子どもにとって強烈な恐怖と精神的苦痛を伴います。

そのため、児童虐待防止法において明確に「心理的虐待」として定義されています。

 

C:○

親が直接手を下す(身体的虐待)のではなく、

子どもに「自分で自分を罰しなさい」「自分を傷つけなさい」と強要することは、

子どもに極度の恐怖と精神的苦痛を与える行為であり、「心理的虐待」に分類されます。

 

D:×

子どもにわいせつな行為をすること、または子どもにわいせつな行為をさせることは、

心理的虐待ではなく「性的虐待」に該当します。

ポルノの被写体にすることなどもこれに含まれます。

まとめ

児童虐待の4分類は、以下の基準で明確に区別しておきましょう!

身体的虐待:殴る、蹴る、火傷を負わせる、外に締め出すなど、身体に危害を加えること。

ネグレクト(育児放棄):食事を与えない、不潔にする、病気でも病院に連れて行かないこと。

心理的虐待:暴言、無視、きょうだい間の差別、脅かし、そして「面前DV」!

性的虐待:子どもへの性的行為、性的行為を見せる、ポルノの被写体にすること。

それぞれの虐待が子どもの発達にどのような影響を及ぼすかを理解することは、

適切なアセスメントと支援の第一歩となります。

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