保育士 過去問
令和7年(2025年)後期
問101 (子どもの保健 問1)

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問題

保育士試験 令和7年(2025年)後期 問101(子どもの保健 問1) (訂正依頼・報告はこちら)

次のうち、日本の母子保健に関する人口動態統計に関する記述として、適切なものを2つ選びなさい。
  • 2023(令和5)年の人口動態統計の確定数による乳児死亡率は、出生千対1.8である。
  • 2023(令和5)年の人口動態統計の確定数による周産期死亡率は、出産千対5.8である。
  • 2023(令和5)年の人口動態統計の確定数による新生児死亡率は、出生千対0.2である。
  • 解答選択肢の画像
  • 新生児死亡とは、生後1週(7日)未満の死亡をいう。

正解!素晴らしいです

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この過去問の解説 (2件)

01

この問題で覚えておくポイントは以下の通りです。

「人口動態統計」で問われるのは主に「数字(データ)」と「定義(言葉の意味)」の2つです。

数字は毎年変わりますが、「いつからいつまでが新生児か?」といった定義は変わりません。

つまり、まず問題を見たときに「期間の定義が正しいか」で明らかに間違いな選択肢を消去し、

残った選択肢で「最新の数字かどうか」を判断するのが正解への近道です。

では、問題を見てみましょう。

選択肢1. 2023(令和5)年の人口動態統計の確定数による乳児死亡率は、出生千対1.8である。

適切です。

選択肢2. 2023(令和5)年の人口動態統計の確定数による周産期死亡率は、出産千対5.8である。

不適切です。

 

2023(令和5)年の周産期死亡率(確定数)は3.3です。 

5.8」という数値は20年以上前の水準であり、ここ数年は3.3〜3.4で推移しています。

 

周産期死亡率は「3.3(サンサン)」と覚えましょう! 

赤ちゃんがサンサン(3.3)と輝く太陽のようだ!」

というような語呂合わせで覚えるといいと思います!

選択肢3. 2023(令和5)年の人口動態統計の確定数による新生児死亡率は、出生千対0.2である。

不適切です。

 

2023(令和5)年の新生児死亡率(確定数)は0.8(出生千対)です。 

 ※ちなみに、生後1週未満の「早期新生児死亡率」は0.6です。

 

乳児死亡率(1歳未満):1.8

新生児死亡率(4週未満):0.8

早期新生児死亡率(1週未満):0.6

似た数字が並びますが、

期間が短いほど数字は小さくなる(1.8 > 0.8 > 0.6)」

という関係性をイメージしておくと迷いません!

選択肢4. 解答選択肢の画像

適切です。

選択肢5. 新生児死亡とは、生後1週(7日)未満の死亡をいう。

不適切です。

 

新生児死亡とは、生後4週(28日)未満の死亡を指します。 

設問にある「生後1週(7日)未満」の死亡は、早期」新生児死亡といいます。 

 

1.早期新生児 = 生後7日未満 (生まれてすぐ!)

2.新生児 = 生後28日未満 (約1ヶ月!)

3.乳児 = 生後1年未満 (1歳の誕生日前日まで!)

早期」がついたら「7日(1週間)」!これだけで点数ゲットです!

まとめ

この人口動態統計に関する問題は、毎年微妙に数字が変わるので受験生を悩ませます。

すべて覚えるのは辛いという方も、自分なりの語呂合わせを作り覚えておきましょう!

参考になった数185

02

一見ただの数字の暗記に見える統計問題ですが、実は「その言葉が指している期間は、子どもの成長のどの段階か?」という定義の厳密さを聞いています。

選択肢1. 2023(令和5)年の人口動態統計の確定数による乳児死亡率は、出生千対1.8である。

適切です。

生まれた赤ちゃんが1歳の誕生日を無事に迎えられる確率が、日本は1,000人中998.2人ということです。

質の高い医療にアクセスでき、「母子健康手帳」が行き渡り、乳幼児健診の受診率が極めて高いことが、この数字を支えています。

選択肢2. 2023(令和5)年の人口動態統計の確定数による周産期死亡率は、出産千対5.8である。

「周産期」とは、お腹の赤ちゃんが生まれる直前(妊娠満22週以後)から、生まれてすぐの時期(生後1週間未満)を合わせた、命の誕生の最も危ういゾーンを指します。

現在、周産期死亡率は3.3にまで抑え込まれています。

医療の技術が低かった大昔なら5.8やそれ以上もあり得ましたが、現在の日本の高度な医療により、数字が抑えられています。

選択肢3. 2023(令和5)年の人口動態統計の確定数による新生児死亡率は、出生千対0.2である。

2023年の日本の新生児死亡率は、0.2ではなく0.8(出生千対)です。

赤ちゃんは生まれてから28日経つ(新生児期を終える)までの間に、外の世界の環境に必死で適応します。

日本の医療は世界トップクラスですが、それでも生後4週間以内にどうしても命を落としてしまう尊い命が、1,000人あたり0.8人存在します。

選択肢4. 解答選択肢の画像

適切です。

乳児の定義が、生後1年未満の赤ちゃんだからです。

選択肢5. 新生児死亡とは、生後1週(7日)未満の死亡をいう。

「生後1週(7日)未満」の死亡は、早期新生児死亡と呼びます。

赤ちゃんの成長に合わせた、医学的な呼び名の期間を厳密に区別します。

お腹から外に出てきた赤ちゃんは、最初の1週間(7日未満)が最も命の危険が高く、ここを「早期新生児」と区切ってケアします。

そこから28日(4週未満)まで持ちこたえた段階を「新生児」、そして1年未満までを「乳児」と呼びます。

 

生後7日(1週)未満の要注意期間=早期新生児

生後28日(4週)未満の慣らし期間=新生児

生後1年未満のハイハイ期まで=乳児

参考になった数5