保育士 過去問
令和7年(2025年)後期
問113 (子どもの保健 問13)

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問題

保育士試験 令和7年(2025年)後期 問113(子どもの保健 問13) (訂正依頼・報告はこちら)

次のうち、保育所における危機管理に関する内容として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを1つ選びなさい。

A  「SHELLモデル」は、「(事故などが)なぜおこったか」を分析して、再発防止につなげるための要因分析の方法である。
B  地域のほかの保育所等に協力を呼びかけ、防災点検や避難訓練後のピアレビュー(相互評価)を行うことで、お互いの安全意識を高めることができる。
C  ヒヤリ・ハット報告の収集および分析は、ハインリッヒの法則の考え方をもとにした重大事故予防のための対策である。
D  継続的に事故を回避するためのPDCAサイクルのAのActionは、防災点検や避難訓練を実施することである。
  • A:○  B:○  C:○  D:○
  • A:○  B:○  C:○  D:×
  • A:○  B:×  C:○  D:×
  • A:×  B:○  C:○  D:×
  • A:×  B:○  C:×  D:○

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この過去問の解説 (1件)

01

この問題で覚えておくポイントは以下の通りです。

事故防止には「個人の注意」だけでなく、「仕組み」で守るという考え方が必要です。

そのためのツールが、

Aの「SHELL(要因分析)」

Cの「ハインリッヒ(氷山の一角)」

Dの「PDCA(改善サイクル)」です。

特にDのPDCAは、「訓練をすること」がどの段階(Plan/Do/Check/Action)に当たるかを冷静に考えれば、間違いに気づけます。

では、解説を見ていきましょう。

選択肢2. A:○  B:○  C:○  D:×

A:○

事故が起きた時、

「あの先生が不注意だったから」と人のせいにして終わりにしてはいけません。

SHELLモデルは、中心にいるヒト(L:Liveware)を取り囲む、

4つの要素との関係性を分析します。

S(Software):マニュアルや手順は適切だったか?

H(Hardware):道具や設備に不備はなかったか?

E(Environment):明るさや騒音など環境は大丈夫だったか?

L(Liveware):周りの人との連携はとれていたか? このように多角的に分析するツールです。

 

B:○

自分たちだけでやっていると、

「いつものことだから」と慣れが生じ、

危険な箇所を見落としてしまいがちです(マンネリ化)。

他の園の先生に見てもらう(ピアレビュー)ことで、

「あ、そこ危ないですよ!」と第三者の視点で気づきを得ることができます。

 

C:

ハインリッヒの法則(1:29:300の法則)とは、

「1件の重大事故の裏には、

29件の軽傷事故があり、

さらにその裏には300件のヒヤリ・ハット(ヒヤッとした体験)が隠れている」という法則です。

つまり、重大事故を防ぐには、

底にある「300件のヒヤリ・ハット」を潰していくことが一番の近道だ、という考え方です。

 

D:×

「点検や訓練を実施する」のは、PDCAの**「D(Do:実行)」です。

P (Plan):計画を立てる(避難訓練の計画作成)

D (Do):実行する(訓練をやってみる) ←今回はココ!

C (Check):評価する(訓練でうまくいかなかった点を反省)

A (Action):改善する(次の計画に向けてマニュアルを修正する)

「Action(アクション)」という言葉の響きから「行動=訓練」と思いがちですが、

PDCAにおけるActionは「改善・処置」を指します。

まとめ

この問題の重要ポイントを整理しましょう!

SHELL:人のせいにせず、環境や道具との関係を見る!

ハインリッヒ300個のヒヤリを潰せば、大事故は起きない!

PDCA:訓練をやるのは「D(Do)」修正するのが「A(Action)」

特にPDCAの「A」の意味は、

保育士試験だけでなく社会人の常識としてよく問われるひっかけポイントですよ!

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