保育士 過去問
令和7年(2025年)後期
問116 (子どもの保健 問16)

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問題

保育士試験 令和7年(2025年)後期 問116(子どもの保健 問16) (訂正依頼・報告はこちら)

次のうち、エピペン®を持参する子どもに対する保育所での対応について適切なものを1つ選びなさい。
  • エピペン®は、太ももの内側に注射し、すぐに抜く。
  • 医療従事者ではない保育士は、エピペン®を打ってはいけない。
  • エピペン®を預かったら、冷蔵庫内で保管する。
  • 食物アレルギー以外の原因によって起きたアナフィラキシーショックの時は、エピペン®を打たない。
  • 子どもに、ゼーゼーする呼吸、声がかすれる、尿や便を漏らす、といった症状が1つでも見られたら、エピペン®を使用する。

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この過去問の解説 (1件)

01

この問題で覚えておくポイントは以下の通りです。

エピペン(アドレナリン自己注射薬)は、

アナフィラキシーショック(激しいアレルギー反応)を起こした時に、

救急車が来るまでの間に命をつなぐための特効薬です。

ポイントは、「躊躇(ちゅうちょ)しない」こと。

そのためには、

「保育士が打っていいのか?」

「どこに打つのか?」

「どんな症状なら打つのか?」

という迷いをゼロにしておく必要があります。

特に「症状が一つでも出たらGO」という判断基準は試験の超頻出ポイントです。

では、解説を見ていきましょう。

選択肢1. エピペン®は、太ももの内側に注射し、すぐに抜く。

不適切です。

 

場所も打ち方も違います!

場所:太ももの「外側」です。

(内側には太い血管や神経があり危険です。外側の筋肉に打ちます)

時間:すぐに抜かず、「数秒間(3秒程度)押し当て続ける」必要があります。

薬液を確実に体内に入れるためです。

選択肢2. 医療従事者ではない保育士は、エピペン®を打ってはいけない。

不適切です。

 

打ってOKです!

むしろ、打たなければなりません。

本来、注射は医療行為ですが、エピペンに関しては、

緊急時に現場にいる教職員や保育士が、

本人の代わりに打つことが法律的にも認められています。

※反復継続の意思がない緊急避難的な行為とみなされます

「私が打っていいのかな…」と迷う時間が一番危険です。

選択肢3. エピペン®を預かったら、冷蔵庫内で保管する。

不適切です。

 

冷蔵庫はNGです!

エピペンの薬液(アドレナリン)は、

冷えすぎると結晶化したり、

器具がうまく動かなくなったりする恐れがあります。

直射日光の当たらない「常温(15℃〜30℃)」で保管します。

夏場の暑すぎる場所や、車内放置も厳禁です。

選択肢4. 食物アレルギー以外の原因によって起きたアナフィラキシーショックの時は、エピペン®を打たない。

不適切です。

 

原因にかかわらず打ちます。

例えば「ハチ刺され」や「運動誘発」などでもアナフィラキシーは起きます。

大事なのは「何が原因か」ではなく、

「今、子どもがショック状態(命の危険)にあるかどうか」です。

医師から処方されている子であれば、

原因を問わず症状を見て使用します。

選択肢5. 子どもに、ゼーゼーする呼吸、声がかすれる、尿や便を漏らす、といった症状が1つでも見られたら、エピペン®を使用する。

適切です。

 

これが「打つタイミング」の鉄則です。

呼吸器:喉が詰まる、声が出にくい、ゼーゼーする

循環器:唇が紫色、脈が弱い、意識がもうろうとする

消化器:我慢できずに便や尿を漏らす、繰り返し吐く

これらの「重い症状」が「一つでも」あったら、迷わず打ちます。

「全部そろうまで待つ」必要はありません。

まとめ

エピペンの合言葉は、「外側に・常温で・迷わず打つ!」です。

場所:太ももの外側にガツンと!

保管:冷蔵庫に入れず常温で!

判断:のど・呼吸・意識・嘔吐…ヤバいサインが1つでもあればGO!

現場では「打って死ぬこと(副作用)よりも、打たずに助からないことのリスクの方が圧倒的に高い」と言われています。

勇気を持って対応できるよう覚えておきましょう!

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