保育士 過去問
令和7年(2025年)後期
問121 (子どもの食と栄養 問1)

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問題

保育士試験 令和7年(2025年)後期 問121(子どもの食と栄養 問1) (訂正依頼・報告はこちら)

次のうち、「令和5年国民健康・栄養調査結果の概要」(厚生労働省)に関する記述として、適切なものを3つ選びなさい。
  • 男性の20歳以上の肥満者(BMIF25kg/m2)の割合は、31.5%である。
  • 20歳以上(総数)の野菜摂取量の平均値は、約250gである。
  • 20歳以上(総数)において、「家庭」での共食頻度は、「ほとんどない」と回答した者の割合が最も高い。
  • 主食・主菜・副菜を組み合わせた食事を毎日1日2回以上摂っている者の割合は、男女ともに30歳代が最も高い。
  • 20歳以上(総数)の食塩摂取量の平均値は、約10gである。

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この過去問の解説 (2件)

01

この問題で覚えておくポイントは以下の通りです。

令和5年の調査結果は、コロナ禍明けの生活習慣を反映しています。

大きな傾向として、

「男性の肥満は相変わらず多い(3割)」

「野菜は目標(350g)に全然届かない(250g)」

「塩分もまだ摂りすぎ(10g)」

という3つの「残念な現実」を押さえておきましょう。

また、バランスの良い食事をとれているのは「高齢者」で、

忙しい「現役世代(20-30代)」は崩れがち、という世代間のギャップも重要です。

では、解説を見ていきましょう。

選択肢1. 男性の20歳以上の肥満者(BMIF25kg/m2)の割合は、31.5%である。

適切です。

 

男性の肥満は「31.5%」

つまり「約3割(3人に1人)」が肥満です。

ここ10年で見ても、男性は増加傾向で高止まりしており、

女性(約2割)に比べて高い水準にあります。

選択肢2. 20歳以上(総数)の野菜摂取量の平均値は、約250gである。

適切です。

 

正確な数字は「256.0g」なので、

「約250g」で正解です。

国の目標値である「350g」には、

あと小皿一皿分(約100g)足りていません。

ちなみに、ここ10年で男女ともに「減少(野菜離れ)」しているのが心配な点です。

選択肢3. 20歳以上(総数)において、「家庭」での共食頻度は、「ほとんどない」と回答した者の割合が最も高い。

不適切です。

 

家庭での共食(家族と一緒に食べること)は、多くの人が行っています。

「ほとんどない(孤食)」が最も多いということはありません。 

ただし、一人暮らしの増加などで孤食が増えていること自体は課題とされています。

選択肢4. 主食・主菜・副菜を組み合わせた食事を毎日1日2回以上摂っている者の割合は、男女ともに30歳代が最も高い。

不適切です。

 

逆です!30歳代などの若い世代は「最も低い」です。 

バランスの良い食事を毎日とれている割合が最も高いのは、

「70歳以上(高齢者)」です。

若い世代は仕事や育児で忙しく、食事バランスが崩れやすい傾向にあります。

選択肢5. 20歳以上(総数)の食塩摂取量の平均値は、約10gである。

適切です。

 

正確な数字は「9.8g」(男性10.7g、女性9.1g)なので、「約10g」で正解です。

ここ10年で少しずつ減ってはいるものの、国の目標(男性7.5g未満、女性6.5g未満)と比べると、

まだまだ「摂りすぎ(塩っぱいのが好き)」な現状です。

まとめ

令和5年調査の重要数字は、以下の「残念な3兄弟」で覚えましょう。

男の肥満3割(31.5%)

野菜の量250g(目標350gに届かず)

塩分の量10g(目標よりだいぶ多い)

そして、食事バランス優等生は「おじいちゃん・おばあちゃん(70代)」です!

この傾向を知っておけば、具体的な数字をド忘れしても解けるようになりますよ。

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02

栄養に関する問題です。

選択肢1. 男性の20歳以上の肥満者(BMIF25kg/m2)の割合は、31.5%である。

適切です。

 

男の肥満について、

男子:高い年齢でも10〜15%程度

20歳以上の男性:約30%

です。

 

※男女差があり、女子(女性)は肥満よりも、極端な「痩せ」の方が課題です。

選択肢2. 20歳以上(総数)の野菜摂取量の平均値は、約250gである。

適切です。

 

目標の350gには届いていません。

野菜は「買って、洗って、切って、調理(ゆでたり焼いたり)して、食べる」と、忙しい現代人には大変です。

一人暮らしだと、量が多くて使いきれないこともあります。

それから、健康上とくに問題がないことから、「自分は野菜がとれている」と思い込んでいたりもします。

選択肢3. 20歳以上(総数)において、「家庭」での共食頻度は、「ほとんどない」と回答した者の割合が最も高い。

不適切です。

 

「毎日している」(家庭で一緒にご飯を食べている)割合は多いです。

一緒にご飯を食べてはいるものの、食事の内容(栄養バランス)だったり、食事の楽しみ方(動画をずっと見ている)ことに問題があります。

選択肢4. 主食・主菜・副菜を組み合わせた食事を毎日1日2回以上摂っている者の割合は、男女ともに30歳代が最も高い。

不適切です。

 

主食・主菜・副菜を組み合わせた食事を毎日1日2回以上摂っている者の割合は、男女ともに70歳以上で最も高いです。

 

高齢者は食事を作る時間があり、野菜や薄味への意識も高いからです。

選択肢5. 20歳以上(総数)の食塩摂取量の平均値は、約10gである。

適切です。

 

目標値7g/日には大きく上回っています。

「塩や醤油をかけすぎる」ことよりも、「気づかないうちに、塩分をとりすぎている」ことのほうが問題です。

 

幼児期に「薄い味を美味しく感じる」センサーが発達すれば、「濃い味が物足りなくて醤油で味付けして、さらに濃くなってしまう」ループから抜け出せます。

まとめ

肥満、野菜不足、塩分過多といった課題は、長年続いていますが、その背景には世代間の格差や生活習慣の変化が深く関わっています。

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