保育士 過去問
令和7年(2025年)後期
問136 (子どもの食と栄養 問16)
問題文
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問題
保育士試験 令和7年(2025年)後期 問136(子どもの食と栄養 問16) (訂正依頼・報告はこちら)
- 毎日の送迎時や連絡帳におけるやり取りなどを通じて、保育所での子どもの食事の様子や、食育に関する取組とその意味などを保護者に伝える。
- 貧困等の経済的な理由等から栄養状態が悪くなりやすい家庭の子どもに対しては、他の子どもより多くの食事を提供するように努める。
- 食事のサンプル展示や、食事、おやつの時間を含めた保育参観や試食会等を通じて、子どもの食に対する保護者の関心を促していく。
- 季節の食材などを使ったレシピや調理方法等、家庭における取組に役立つ情報を提供する。
- 保護者懇談会などを通して保護者同士の交流を図る。
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この過去問の解説 (1件)
01
この問題で覚えておくポイントは以下の通りです。
保育所はあくまで「集団保育」の場であり、
すべての子どもに「公平」であることが大原則です。
特定の家庭の事情だけで、給食の量を勝手に増減することは、
子ども同士の差別感や、保護者へのスティグマ(劣等感)を生む恐れがあります。
貧困問題に対して保育所がすべきことは、「こっそり大盛り」にすることではなく、
「相談に乗り、適切な福祉サービス(フードバンクや生活保護、子ども食堂など)につなぐこと」です。
あなたのSSWとしての経験を活かせば、「根本解決につなぐ」ことの重要性がわかるはずです。
では、解説を見ていきましょう。
適切です。
これは日常的な支援の基本です。
園で何を食べているか、どういう狙いがあるかを伝えることで、
家庭での食事の参考にしてもらいます。
不適切です。
これが誤りです。
気持ちは優しいですが、対応としては間違いです。
保育所は福祉施設ですが、給食は栄養管理された「教育・養護の一環」であり、
生活困窮者への「食糧支援(炊き出し)」ではありません。
理由1(公平性):同じ保育料や制度の中で、特定の子だけ特別扱いすることは不公平を生みます。
理由2(根本解決):園で一食多く食べても、家庭の貧困は解決しません。
保育所がすべきは、その家庭の困窮に気づき、「関係機関(行政、福祉事務所など)」と連携して、
生活そのものを立て直す支援につなげることです。
適切です。
「家では食べないのに、園では野菜を食べてる!」という姿を見せることで、
保護者の安心感や意欲を高めます。
適切です。
これも有効な支援です。
忙しい保護者のために、簡単にできるレシピや、
安価で栄養のある食材の使い方を伝えることは、
間接的な貧困対策や育児支援にもなります。
適切です。
これも重要です。
「うちの子も食べなくて…」と悩みを共有(ピアサポート)することで、
保護者の孤立を防ぎ、心の負担を軽くすることができます。
この問題のポイントは、「情け(優しさ)と、専門性(システム)を混同しない」ことです。
ダメな対応:「かわいそうだから、内緒で大盛りにしてあげよう」(対処療法・不公平)
プロの対応:「栄養状態が悪いな。背景に貧困があるかもしれない。
行政やソーシャルワーカーと連携して、家庭ごと支えよう」(根本治療・連携)
この「つなぐ支援」は重要です!
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