保育士 過去問
令和7年(2025年)後期
問137 (子どもの食と栄養 問17)

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問題

保育士試験 令和7年(2025年)後期 問137(子どもの食と栄養 問17) (訂正依頼・報告はこちら)

次のうち、「教育・保育施設等における事故防止及び事故発生時の対応のためのガイドライン【事故防止のための取組み】~施設・事業者向け~」に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを1つ選びなさい。

A  過去に、誤嚥、窒息などの事故が起きた食材(例:白玉風のだんご、丸のままのミニトマト等)は、誤嚥を引き起こす可能性について保護者に説明し、使用しないことが望ましい。
B  食事の介助では、子どもがゆっくり落ち着いて食べることができるように保育士のタイミングで与える。
C  施設・事業所では、家庭で摂ったことのない食物は基本的に与えないことが望ましい。
D  除去食、代替食は普通食と形や見た目が同じになるように配慮する。
  • A:○  B:×  C:○  D:×
  • A:○  B:×  C:×  D:○
  • A:×  B:○  C:×  D:○
  • A:×  B:○  C:×  D:×
  • A:×  B:×  C:○  D:×

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この過去問の解説 (2件)

01

この問題で覚えておくポイントは以下の通りです。

このガイドラインの目的は、ズバリ「命を守ること」です。

窒息事故(A・B)とアレルギー事故(C・D)は、

保育現場における二大リスクです。

窒息を防ぐためには「危険な食材は出さない・切る」ことと

「詰め込まない(ペースを守る)」ことが鉄則。

そしてアレルギー対応の鉄則は、

「初めての食材は家で試す(アナフィラキシー対策)」ことと

「見た目で区別をつける(誤配防止)」ことです。

特にDは「かわいそうだから同じ見た目に」という優しさが、

命取りの配膳ミス(ヒューマンエラー)を招くため、

ガイドラインでは明確に否定されています。

では、解説を見ていきましょう。

選択肢1. A:○  B:×  C:○  D:×

A:○

ガイドラインでは、過去に死亡事故が起きている「ミニトマト」や「ブドウ」などは、

4等分するか、調理して提供することが求められています。

また、噛み切りにくい「餅」や「団子」などは、

特に低年齢児には「使用しない(避ける)」ことが基本方針です。

リスクの高い食材をあえて使う必要はありません。

 

B:×

「保育士のタイミング」が間違いです!

正しくは、「子どもの咀嚼(そしゃく)・嚥下(えんげ)のペースに合わせて」です。

次々と口に運ぶ「詰め込み食べ」は、窒息や誤嚥性肺炎の最大のリスク要因です。

口の中が空っぽになったことを確認してから次の一口を与えるのが、介助の鉄則です。

 

C:

これを「未摂取食品の提供禁止」と言います。

もし初めて食べた食材で重篤なアレルギー反応(アナフィラキシーショック)が出た場合、

保育所では対応しきれません。

「初めての一口」は、何かあってもすぐ病院に行ける環境(家庭)で試してもらうのが、

危機管理の基本ルールです。

 

D:×

これは危険な行為です!

心理的な配慮(みんなと同じ見た目がいい)も大切ですが、

事故防止の観点からは「一目でわかるように区別する」が正解です。

見た目が同じだと、配膳する保育士が「どっちがアレルギー食だっけ?」と迷い、

取り違え(誤配)による事故が起きるリスクが高まります。

・専用のトレーを使う

・食器の色を変える

・食札(ネームプレート)をつける

・ラップをして提供するなど、「物理的に区別」してヒューマンエラーを防ぐことが求められています。

まとめ

事故防止ガイドラインの重要ポイントは、

「ヒューマンエラー(ミス)を前提にする」ことです。

窒息対策:危険な食材は「使わない・切る!」(物理的にリスクを減らす)

ペース:「子ども主体」で!(急かさない)

アレルギー「家で試す」「見た目で区別!」(見分けがつかない状況を作らない)

特にDは、現場の優しさが裏目に出るポイントなので、

「命を守るためには、あえて区別する勇気が必要」と覚えておきましょう。

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02

アレルギーや窒息、食の安全面に関する問題です。

「子どものペースで」「保護者と連携しながら」「誤配膳の防止」の観点から見ていきましょう。

選択肢1. A:○  B:×  C:○  D:×

A  過去に、誤嚥、窒息などの事故が起きた食材(例:白玉風のだんご、丸のままのミニトマト等)は、誤嚥を引き起こす可能性について保護者に説明し、使用しないことが望ましい。(〇)

ガイドラインでは、過去に事故が起こった食材は使わないように書かれています。


B  食事の介助では、子どもがゆっくり落ち着いて食べることができるように保育士のタイミングで与える。(×)

食事の介助は、あまり聞かない言葉かもしれません。

いわゆる「あーん」することを「食事の介助(かいじょ)」といいます。

子どものペースに合わせます。


C  施設・事業所では、家庭で摂ったことのない食物は基本的に与えないことが望ましい。(〇)
離乳食や、子どもが食べたことのない食材は、家庭で安全を確認してから園で与えます。

 

D  除去食、代替食は普通食と形や見た目が同じになるように配慮する。(×)

安全面においては、「区別すること」が大事です。

間違えて普通食を食べさせてしまったら、取り返しがつきません。

食器の色を変える、見た目を変える、ネームプレートを立てるなど工夫します。

 

まとめ

介助やアレルギーの代替食が必要であっても、「食べることは楽しい」と伝えられたらいいですね。

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