保育士 過去問
令和7年(2025年)後期
問138 (子どもの食と栄養 問18)

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問題

保育士試験 令和7年(2025年)後期 問138(子どもの食と栄養 問18) (訂正依頼・報告はこちら)

次のうち、食物アレルギーに関する記述として、不適切なものの組み合わせを1つ選びなさい。

A  「授乳・離乳の支援ガイド」(2019年厚生労働省)では、離乳が進むにつれ、卵は「卵白から全卵に進めていく」と示されている。
B  容器包装された加工食品では、「えび」、「かに」等の特定原材料は表示義務がある。
C  グルテンは牛乳に含まれるたんぱく質であるため、牛乳アレルギーがある場合には除去が必要である。
D  「保育所におけるアレルギー対応ガイドライン」(2019年厚生労働省)において、保育所の食物アレルギー対応における原因食品の除去は、完全除去を行うことが基本であると示されている。
  • A,B
  • A,C
  • B,C
  • B,D
  • C,D

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この過去問の解説 (1件)

01

この問題で覚えておくポイントは以下の通りです。

アレルギー対応は、命に関わるため「曖昧な知識」が一番危険です。

まず、「卵は黄身(卵黄)から!」というのが鉄則です。

白身の方がアレルギー症状が出やすいからです。

また、「グルテン=小麦」というのも常識として押さえておきましょう。

そして、保育現場での対応は、ミスを防ぐために「ちょっとだけ抜く(除去)」ではなく、

「その料理ごと出さない(完全除去)」が基本ルールです。

「安全第一」の思想です。

では、解説を見ていきましょう。

選択肢2. A,C

A

「授乳・離乳の支援ガイド」

離乳が進むにつれ、卵は「卵白から全卵に進めていく」と示されている。

順序が逆です!

正しくは、「卵黄から全卵へ」です。

卵のアレルギーの原因となる成分(オボムコイドなど)は、

「卵白」に多く含まれています。

そのため、最初はアレルギー性の低い固茹でした「卵黄」を耳かき1杯程度から始め、

慣れてきてから「卵白(全卵)」へと進めます。

 

B

容器包装された加工食品では、「えび」、「かに」等の特定原材料は表示義務がある。

必ず表示しなければならない「特定原材料」は、現在以下の8品目です。

①卵

②乳

③小麦

④そば

⑤落花生(ピーナッツ)

⑥えび

⑦かに

⑧くるみ(※2023年追加、2025年完全義務化)

「えび・かに」は甲殻類アレルギーの原因として表示義務があります。

 

C

グルテンは牛乳に含まれるたんぱく質であるため、

牛乳アレルギーがある場合には除去が必要である。

グルテンは、「小麦」に含まれるたんぱく質です。(パンの粘り気のもとです)

牛乳に含まれる主要なたんぱく質は、「カゼイン」「ホエイ(乳清)」です。

したがって、牛乳アレルギーで除去するのは乳製品であり、グルテン(小麦)ではありません。

 

D

「保育所におけるアレルギー対応ガイドライン」

保育所の食物アレルギー対応における原因食品の除去は、

完全除去を行うことが基本であると示されている。

家庭では「卵入りのハンバーグの中身だけ食べる」といった対応も可能ですが、

集団保育の現場でこれを行うと、

「どこまで除去したかわからない」

「他の子の皿と混ざる」

といったヒューマンエラー(事故)の原因になります。

そのため、保育所では「原因食品を含む料理は一切提供しない(完全除去)」

または「代替食(別の安全な料理)を提供する」ことが基本とされています。

「中途半端な除去はしない!」というのが鉄則です。

まとめ

この問題のポイントは以下の通りです。

卵の順番:「黄身」が先!(白身はアレルギーが強いから後!)

グルテン:「小麦」の成分!(牛乳はカゼイン!)

対応の基本「完全除去」!(中途半端は事故のもと!)

特に「くるみ」が最近(2023年)義務化リストに加わったことは、

最新の時事知識として覚えておくと役に立ちます!

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