保育士 過去問
令和8年(2026年)前期
問7 (保育原理 問7)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

保育士試験 令和8年(2026年)前期 問7(保育原理 問7) (訂正依頼・報告はこちら)

次の保育所での【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】
実習生のMさんは、5歳児クラスの子どもたちと園庭で鬼ごっこをすることになった。Mさんが鬼になることが決まり、走りだそうとした瞬間、KちゃんがMさんのシャツの裾を引っ張っている。Kちゃんは、小さい声で「わたし、鬼ごっこやりたくない」とMさんに伝える。Mさんはしゃがんで、Kちゃんと目を合わせて、何をしたいのかを尋ねると、「鉄棒をしたい。鬼ごっこはやりたくない」とはっきりという。
Mさんは、Kちゃんに「鬼ごっこは、なんでやりたくないの?」と尋ねると、Kちゃんは「だって、捕まえられないから」と答えた。Mさんは、鬼ごっこが先に決まっていたことから、Kちゃんに「鬼ごっこのほうが先に決まっていたから、先生は鬼ごっこの後に鉄棒をしたいな。Kちゃんも、先生と手をつないで鬼を一緒にやろう」と誘うと、Kちゃんも納得した様子でうなずいて、手をつないで一緒に走る。その後、自然にKちゃんの手は離れたが、Kちゃんが楽しそうに鬼ごっこをしている様子も見られた。
昼食の時間になり、保育室に戻る際に、園庭の隅でつまらなさそうに座っているKちゃんに気付いた。Mさんは、「Kちゃん、そろそろお部屋に入ろうね」と声をかけた。

【設問】
次のうち、「保育所保育指針」に照らし、Mさんの振り返りとして、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを1つ選びなさい。

A  鬼ごっこに終始してしまったが、鉄棒をしたいという、Kちゃんの思いを受け止める必要があった。
B  Kちゃんも鬼ごっこをすることにしたのだから、やりたくないと言い出したことに対し、「自分勝手なふるまいだ」と伝えるべきだった。
C  Kちゃんは、その後鬼ごっこを楽しんでいた様子だったのだから、「鬼ごっこはやりたくない」というのは大人の気を引きたかっただけなのではないか。
D  園庭の隅に座っているKちゃんのことにもっと早く気付き、声をかけるべきだった。
  • A:○  B:○  C:○  D:×
  • A:○  B:○  C:×  D:○
  • A:○  B:×  C:×  D:○
  • A:×  B:○  C:○  D:○
  • A:×  B:×  C:×  D:×

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (1件)

01

子どもの気持ちの受容、集団遊びにおける個への配慮、保育者の見守りや振り返りの姿勢を問う事例問題です。

選択肢3. A:○  B:×  C:×  D:○

A  鬼ごっこに終始してしまったが、鉄棒をしたいという、Kちゃんの思いを受け止める必要があった。(○)
Mさんは「後で鉄棒をしよう」と約束して鬼ごっこに誘いましたが、結果として鬼ごっこだけで時間が終わってしまい、Kちゃんは最後につまらなさそうにしていました。
「鉄棒がしたい」というKちゃんの本来の願いに寄り添い、約束を守る工夫や別の関わり方を振り返る姿勢として適切(○)です。

B  Kちゃんも鬼ごっこをすることにしたのだから、やりたくないと言い出したことに対し、「自分勝手なふるまいだ」と伝えるべきだった。(×)
自分の意見や「苦手だからやりたくない(捕まえられないから)」という気持ちを保育者に伝えることは自然な姿です。
それを「自分勝手」と頭ごなしに否定・非難することは、子どもの主体性や信頼感を傷つける行為であり不適切(×)です。

C  Kちゃんは、その後鬼ごっこを楽しんでいた様子だったのだから、「鬼ごっこはやりたくない」というのは大人の気を引きたかっただけなのではないか。(×)
Kちゃんは「捕まえられないから」という明確な理由を持っていました。一時的に楽しそうに見えたとしても、それはMさんが一緒に走ってくれた安心感などによるものであり、「大人の気を引きたかっただけ」と片付けてしまうのは子どもの思いを軽視した見方であり不適切(×)です。

D  園庭の隅に座っているKちゃんのことにもっと早く気付き、声をかけるべきだった。(○)
Mさんの手が離れた後、Kちゃんがいつの間にか遊びから離れて園庭の隅で一人座り込んでいました。クラス全体を見渡し、ぽつんと座っている様子にもっと早く気づいて寄り添うべきだったという振り返りは、安全管理や個の配慮として適切(○)です。

まとめ

事例問題のコツは、「子どもの本当の気持ちを尊重できているか?」「大人の都合で決めつけていないか?」という温かい視点で読むことです。

参考になった数9