保育士 過去問
令和8年(2026年)前期
問38 (社会的養護 問8)

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問題

保育士試験 令和8年(2026年)前期 問38(社会的養護 問8) (訂正依頼・報告はこちら)

次のうち、児童心理治療施設での治療的支援に関して、「情緒障害児短期治療施設運営指針」(平成24年厚生労働省)に照らし、不適切なものを1つ選びなさい。
  • 治療の基盤は、治療的に配慮された日々の生活にある。
  • 治療目標は子どもの状況に応じて子ども、保護者及び児童相談所等の関係者と相談しながら決めていく。
  • 子どもがいきいきと自信をもって生活を送ることができるように支援することが治療的な養育の基本であり、自分の生活に関して選択できる機会を多く取り入れることが必要である。
  • 治療的な観点から集団活動を控えさせるなど特別な対応を行う場合は、権利侵害に当たらないか児童相談所と相談し、児童相談所長が決定する。
  • 日常生活がほぼ変わらずに流れ、子どもたちが見通しを持って行動ができる日課が、安心感につながる。

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この過去問の解説 (1件)

01

児童心理治療施設(旧:情緒障害児短期治療施設)における支援の進め方についての問題です。

「日々の支援方針や特別な対応を誰が判断して決めるのか」という責任の主体がポイントになっています。

不適切なものを1つ選びます。

 

 

治療の基盤は、治療的に配慮された日々の生活にある。(〇)

児童心理治療施設では、特別な治療の時間(心理面接など)だけでなく、

規則正しく安心できる日々の暮らしそのものを治療の土台として捉えています。

記述の通り適切です。

 

治療目標は子どもの状況に応じて子ども、保護者及び児童相談所等の関係者と相談しながら決めていく。(〇)

治療の目標は施設側が一方的に決めるのではなく、

子どもの気持ちや保護者の願い、

児童相談所などの意見を丁寧に聞きながら、

一緒に相談して立てていきます。

記述の通り適切です。

 

子どもがいきいきと自信をもって生活を送ることができるように支援することが治療的な養育の基本であり、自分の生活に関して選択できる機会を多く取り入れることが必要である。(〇)

子どもが自信を取り戻すためには、

生活の中で自分で選んで決める経験(自己決定)を積み重ねることが欠かせません。

治療的な養育の基本にかなった適切な内容です。

 

治療的な観点から集団活動を控えさせるなど特別な対応を行う場合は、権利侵害に当たらないか児童相談所と相談し、児童相談所長が決定する。(×)

集団活動を控えさせるなどの特別な対応を行う場合、

権利侵害にならないか慎重に検討し、

決定するのは施設長(施設のカンファレンスなど)です。

児童相談所長が個々の施設生活の対応まで決定するわけではないため、

ここが誤りです。

 

日常生活がほぼ変わらずに流れ、子どもたちが見通しを持って行動ができる日課が、安心感につながる。(〇)

毎日決まったリズムで生活が流れると、

子どもは次は何をする時間かという見通しが持てるようになり、

心の安心感につながります。

日課を安定させることの大切さを示した正しい記述です。

まとめ

施設の中での毎日の対応は、子どもを直接見ている現場の職員や施設長が決めるのが自然ですよね。 

児童相談所は施設に子どもを預ける手続きをする場所なので、

施設の中で起きたことへの対応まで所長がいちいち指示するわけではありません。

この現場の感覚を持っておくと迷わずバツにできますよ。

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